【横浜FMvsG大阪プレビュー】横浜FMはルヴァン杯新潟戦に続くホーム戦…G大阪はACLでの失態から立ち直れるか

■横浜F・マリノス “攻撃の核”マルティノスがサスペンション明け

【プラス材料】
リーグ前々節・広島戦で通算4枚目の警告を受けたマルティノスは、前節・柏戦を累積警告で欠場した。今節はサスペンション明けのゲームとなり、定位置の右サイドハーフで先発濃厚だ。広島戦では単独でボールを持ち運んでチャンスを作り出しており、キレの良さが目立った。左サイドハーフの齋藤学と共に攻撃の核として期待がかかる。

チームは26日に行われたルヴァン杯グループステージ第3節・新潟戦でカップ戦初勝利を挙げ、良い流れでこの試合に臨めそうだ。その試合から中3日でG大阪戦を迎えるが、いずれもホームゲームのため負担は少ない。リーグ戦で上位進出を狙うためにも、勝ち点1ではなく勝ち点3が欲しいゲームだ。

【マイナス材料】
開幕してからも1トップの軸が定まらないのは不安材料だろう。リーグ前節・柏戦ではウーゴ・ヴィエイラが先発したが、またしても不発に終わった。ウーゴ・ヴィエイラは26日のルヴァン杯グループステージ第3節・新潟戦にも先発しているため、今節は伊藤翔が先発するかもしれない。富樫敬真は負傷離脱しており、ウーゴ・ヴィエイラと伊藤にかかる期待は大きい。

また、ここまで5アシストを記録しながらも無得点の齋藤のパフォーマンスも気がかり。最近のリーグ戦2試合では精彩を欠き、得意のドリブル突破も影を潜めた。きっかけをつかむ今季初ゴールを決められるか。齋藤の活躍なくしてチームの上位進出はありえない。

文:totoONE編集部

■ガンバ大阪 けがで離脱していた“守備の要”ファビオが戦列復帰

【プラス材料】
リーグ前節の大宮戦に続き直近のACL・アデレード戦では2ゴールを挙げた堂安律を始め、藤本淳吾、泉澤仁、赤﨑秀平ら、誰が出ても遜色がないくらい前線の選手がコンディションを上げており、それに伴い競争がより熾烈になっているのは、連戦を戦う中で大きな強みだろう。

ここ2試合は従来の4バックにシステムを戻している中で、それぞれが戦術の中で個の特徴をしっかりと発揮しながら戦えていることもプラス材料。大宮戦では6ゴール、アデレード戦では3ゴールと明確な結果につなげたが、今節も再び攻撃でリズムを見出すことができれば優位に試合を運べることができそうだ。

また守備においても離脱していた守備の要の一人、ファビオが戦列復帰を果たし、金正也や丹羽大輝を含めていい競争が生まれている。リーグ戦での2試合連続完封を狙いたい。

【マイナス材料】
J1リーグに復帰した2014年以降、『長谷川ガンバ』のリーグ戦での対横浜FM戦績は1勝3分2敗。うち唯一の勝利は2014年8月のホーム戦で、以降2シーズンは勝利できずにいる。さらに言うならば、日産スタジアムでの横浜FM戦は2009年の勝利以来、6戦勝ちなしと『鬼門』だ。今季こそ、その嫌なジンクスを払拭できるかが注目ポイントの1つだろう。

また、少しずつけが人が復帰し、選手層の厚みは見られるとはいえ、中3~4日での連戦は選手たちの体にダメージを与えている。しかも直近のACL・アデレード戦では勝ちゲームを落とした印象も強く、精神的なダメージも心配される。基本的にメンタル面での大きな波はないチームとはいえ、ACLグループステージ突破の可能性が限りなく低くなった事実がリーグ戦に影響を及ぼさないことを願う。

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