【J1採点&寸評】横浜 0-1 G大阪|堂安が値千金の決勝弾! 敗れた横浜は攻撃陣が低調な出来

横浜――中盤5人は全員が及第点に届かず。

[J1リーグ第9節]横浜 0-1 G大阪/4月30日/日産スタジアム

【チーム採点・寸評】
横浜 5
相手の攻撃を受けつつ、カウンターに活路を見出すも、あまりにも消極的な戦いぶりだった。終盤は多くのセットプレーを取って同点弾を狙ったが、ネットを揺らせず、手痛い連敗となった。

【横浜|採点・寸評】
GK
21 飯倉大樹 5.5
失点のシーンでは思い切って飛び出したものの、長沢のヒールパスを防げなかった。

DF
27 松原 健 5.5(80分OUT)
サイドで1対2になっても、冷静に対処。ただ、攻撃面ではサポートが足りなかったか。

22 中澤佑二 6
FKやCKに何度も合わせてゴールを狙ったが決まらず。本職の守備は及第点の出来だった。

34 ミロシュ・デゲネク 6
危なげないクロス対応など、最後まで安心感を与えるディフェンスを披露していた。

13 金井貢史 5
自陣内でピンチにつながるボール逸やキックミスのほか、目の前で堂安に決められた。

MF
5 喜田拓也 5.5
最終ラインの手前で高い危険察知能力を発揮。失点後に攻撃の強度を上げたが……。

14 天野 純 5
G大阪の集中した守備の前に、ゲームメイクに苦心。好位置からの直接FKは壁に阻まれた。

20 マルティノス 5.5
出場停止明けから復帰。相手のファウルを誘う力強さはあったが、ややプレーが荒かった。

33 ダビド・バブンスキー 5(63分OUT)
前向きにプレーできる場面でも、思うように崩せず。トップ下で“違い”を作れなかった。

10 齋藤 学 5
バイタルエリアまで侵入もそこからの打開は物足りず。カットインの動きも読まれていた。

横浜――久々に先発した伊藤だが、結果を残せなかった。

FW
16 伊藤 翔 5(62分OUT)
4試合ぶりのスタメン。懸命にポスト役を務めようとしたが、上手く2列目を活かせず。

交代出場
FW
7 ウーゴ・ヴィエイラ 5(62分IN)
伊藤に代わってCFに。終了間際のボレーはブロックされ、求められる仕事はできなかった。

MF
6 扇原貴宏 5.5(63分IN)
ボランチの位置で受け、裁いて、前に出るなど、機動力を見せたが結果にはつながらず。

MF
18 遠藤渓太 -(80分IN)
右SBでプレー。多少、強引な形でも縦に仕掛けたが突破できず。不完全燃焼に終わった。

監督
エリク・モンバエルツ 5
攻撃が手詰まりになった時の打開策に乏しく、交代策も実らなかった。

【チーム採点・寸評】
G大阪 6.5
前半はボールを握る時間が長かったが、横浜の堅い守備の前に攻めあぐねた。ただ、後半は2トップの“二枚替え”でテンポが上がり、流れるような崩しでゴールをこじ開ける。最後は5バック気味に守り、勝点3を掴んだ。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6
終盤の押し込まれる時間帯も盤石のセービング。素早く正確なフィードも光った。

DF
22 オ・ジェソク 6
対峙する齋藤に粘り強く食らいついて、仕事をさせず。攻守のバランスも良かった。

2 三浦弦太 6
隙あればボールを前に持ち運び、攻撃をサポート。相手のカウンターも確実に潰した。

3 ファビオ 6
最終ラインで丁寧にボールを動かしつつ、縦パスも狙う。ボランチとの関係性も良かった。

4 藤春廣輝 6
決勝点につながるクロスを供給。ただ、攻撃に出てもミスから好機を逃す場面もあった。

MF
8 井手口陽介 6
球際の勝負では激しく、スペースを埋めるポジショニングで中盤の守備を引き締めた。

10 倉田 秋 6.5
緩急をつけたプレーで攻撃に変化をつけた一方、献身的なプレスバックで守備でも奮闘。

25 藤本淳吾 6.5(85分OUT)
前節に続く先発。頻繁にボールに触りながらリズムを作り、高精度パスでチャンスメイク。

39 泉澤 仁 5(59分OUT)
スペースを見つけて局面を前に動かすドリブルはあったが、存在感が薄かった印象だ。

G大阪――守備でも奮闘した倉田は高く評価。

MAN OF THE MATCH
FW
38 堂安 律 7
値千金の決勝ゴールを挙げたほか、狭いエリアでも可能性を感じさせる突破を見せていた。

53 赤﨑秀平 5.5(59分OUT)
精力的に追いかけ回すなど、高い位置からの守備で貢献。ただ、FWとしての仕事はできず。

交代出場
FW
9 アデミウソン 6.5(59分IN)
確かなテクニックで相手を翻弄。64分には、バイシクルシュートで際どい一撃を放つ。

FW
20 長沢 駿 6.5(59分IN)
68分の自身の決定機は決められなかったが、鮮やかなヒールで堂安のゴールをお膳立て。

DF
5 丹羽大輝 -(85分IN)
ファビオ、三浦とともにセンターを固め、ゴールを死守。クローザー役を全うした。

監督
長谷川健太 6.5
2トップを同時に代える思い切った采配で攻撃を活性化。その流れで決勝点が生まれた。

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