J1の舞台で輝き放つ18歳…堂安律、公式戦3戦連発で生まれた“心の余裕”

堂安律の勢いが止まらない。

前節の大宮アルディージャ戦でリーグ初ゴールを含む2得点を挙げると、25日のAFCチャンピオンズリーグ アデレード・ユナイテッドFC戦ではスーパーゴールを決めた。そして中4日で迎えたアウェイでの横浜F・マリノス戦。試合前から「(ゴールを取る予感が)あった」と語る浪速の若武者が、ガンバ大阪にとっては2009年6月以来となる日産スタジアムでの勝利に導いた。

ノリに乗っている男は、やはり何かが違った。リーグ戦で初ゴールを決めてからの3試合4得点という活躍に「特に何も変わったことはない」と謙遜したが、「なぜかボールが来るとか、なぜか得点が入るという状況ですね」と本人も不思議がる。それでも、「ボールを持った時の余裕とか、何かできそうな雰囲気とかは自分が持った時にありますね」と自信を覗かせた。

スタートは4-4-2の2トップの一角だった。59分にアデミウソンと長沢駿がピッチに立つと、左サイドに移動、したはずだった。しかし、決勝点のシーンでは、右からゴール前に入ってきた。「多分、(藤本淳吾と)変わっていただけだと思います。だから淳吾さんがいたら、淳吾さんのゴールです。その話をしていて、『せこいな』って言われました(笑)」と先輩との裏側を明かした。

さらに続ける。「ハルくん(藤春廣輝)が持った時点で、駿くんが前でつぶれてこぼれてくるイメージやったんですけど、ゴロが上がってきたので、それを見た瞬間にちょっと中に動いたような気がしています」。一つ前、二つ前の動きを確認しながら、絶妙にポジショニングを変えたことがゴールにつながった。

「ゴールしたというよりかは、出し切ったという感じ。90分間出してもらったのでハ~ッという感じですね(笑)」。初ゴールから得た“余裕”が、堂安をまた一つ成長させた。

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