代表に最多5人選出 G大阪勢が意気込み 初選出・三浦はリオ五輪落選バネに

25日に発表された日本代表メンバーに同一クラブから最多の5人が選出されたG大阪は26日、大阪・吹田市内の練習場で練習を行った。

6月5日の国際親善試合・シリア戦(味スタ)と同13日のワールドカップ(W杯)アジア最終予選・イラク戦(イラン・テヘラン)に臨む日本代表メンバーに選出されてから一夜明けたこの日、代表初招集となったDF三浦弦太(22)やMF井手口陽介(20)、MF倉田秋(28)が改めてW杯出場へ王手のかかる1戦へ意気込み。

三浦は自宅でくつろいでいた時に連絡が入ったといい「こんなに早く入れるとは思っていなかったのでビックリしました」と素直な思いを口にした。昨年のリオデジャネイロ五輪ではメンバーから落選。「U―20W杯にも出場できなかったし、リオ五輪も外れた。悔しさはあった」と反骨心をバネに成長し、「具体的にA代表のことを考えていたわけじゃないし、自分の世代が…とは思っていなかったが、もう世界的には若くない。ここからずっと入れるようにしたい」とリオ世代の突き上げにも意欲を見せた。

三浦と同じリオ五輪世代で、昨年11月のW杯アジア最終予選以来の選出となった井手口はリベンジを誓った。前回招集時は出番がなく、11月15日のサウジアラビア戦ではメンバー外。「ずっと(悔しさは)残っている。レベルの違いを見せつけられた。プレースピードも、判断スピードも一回り上に感じた。試合に出場してアピールをして、呼ばれ続けるようにしたい」と代表初出場を見据えた。

倉田も井手口と同じ気持ちだ。3月のW杯アジア最終予選に続けて2回連続のA代表招集となったが、「前は少ししか出場できなかった。悔しさ、やり残した感はあったし、今回こそは自分の力を出したい」。3月23日のUAE戦では後半に途中出場を果たしたが、同28日のタイ戦では出番なし。ただ、代表戦後はリーグ戦8試合で5得点を挙げており、得点ランキングはリーグ2位タイと結果を残し続けてきた。「球際での戦い、ドリブルやリズムの変化を出していきたい」。3月よりも成長した姿を見せるつもりだ。▲G大阪の”プライド”を背負っている思いも強い。三浦は「ガンバ勢が多いので、初めてにしては心強い」と話し、井手口は「チームが良いサッカーをしていて、そこが評価されたのが嬉しい。代表でも多くの選手が出場して、チームに戻ってきて、良い流れを引き寄せたい」と意気込み、倉田は「もっと(G大阪から代表メンバーに)入っても良い。それだけポテンシャルが高い選手がそろっている」と力を込める。日本代表でのさらなる”ガンバ旋風”を巻き起こすためにも、MF今野泰幸(34)、GK東口順昭(31)を含めた全員でハリルジャパンの勝利に貢献したいところだ。

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