【プレビュー】負けが許されないガンバ大阪と横浜F・マリノス…4試合ぶりの白星を手にするのは?

30日に行われる明治安田生命J1リーグ第28節で、ガンバ大阪と横浜F・マリノスが対戦する。

G大阪は直近5試合でわずか1勝と調子は下り気味。長谷川健太監督の今季限りでの退任が発表されて以来、勝ち星をつかめていない状況だ。

前節は首位の鹿島アントラーズと対戦。序盤にファン・ウィジョのゴールで先制しながらも、前半終了間際に同点ゴールを許すと、後半アディショナルタイムに植田直通にヘッドを決められて痛恨の逆転負け。王者相手に最低限の勝ち点「1」も確保できなかった。

長谷川監督は、1週間のうちにリーグ2試合と天皇杯を戦う過密日程で「なかなか選手を回すことができなかった」と、勝ち切れない状況を悔やんだ。終盤戦は、来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得となる3位獲得をミッションとしたいが、3位との勝ち点差は13離れている。難しい状況だが、残り7試合で白星を積み重ねて上位返り咲きを実現したい。

対する横浜FMも直近5試合で1勝と振るわない。前節はヴァンフォーレ甲府に2-3と敗戦。さらに、その甲府戦で齋藤学が右膝前十字靱帯を損傷し、全治8カ月の重傷を負った。今季から10番を背負い、キャプテンを務める齋藤の離脱は大打撃だが、残り7試合でACL出場権となる3位確保を目指して突き進むしかない。

そんな中でも良いトピックスもある。甲府戦でJリーグデビューを飾ったイッペイ・シノヅカが結果を残したことだ。日本人とロシア人のハーフを両親に持つシノヅカは、今夏にロシアのスパルタク・モスクワのセカンドチームから加入。2013年にU-18ロシア代表に選出された経験もあるこの22歳の新星MFが、Jリーグデビュー戦でいきなりゴール。エリク・モンバエルツ監督は、デビュー戦でのシノヅカを「サイドに置たことで攻撃が活性化した」と評価しており、齋藤の離脱によって今後重宝される可能性がある。まずは2試合連続ゴールに期待したい。

両者の対戦成績は過去5試合で1勝3分1敗と互角。前回対戦は、堂安律(現・フローニンゲン)が決勝ゴールを挙げてG大阪が勝利している。今回対戦では果たしてどちらに軍配が上がるのか。試合は30日の19時に市立吹田サッカースタジアムでキックオフされる。

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