G大阪 藤ケ谷 引退の心境語る「新しいチーム、環境で一からやる強い気持ちが沸いてこなかった」

今季限りでの引退を発表したG大阪DF藤ケ谷陽介(36)が29日の練習後に取材対応した。

11月上旬にクラブから契約満了を通達され「自分の中では“まだやれる”という思いもあったし、“ここで終わろうかな”という両方の気持ちがあった」と迷いが生じていたことを吐露。「でも新しいチームで、新しい環境で一からやる強い気持ちが沸いてこなかった。サッカー人生で1番良い時間を過ごしたガンバで終わるのが1番かな」と決意したことを明かした。

思い出に残るシーズンは05年のリーグ初優勝、そしてアジア・チャンピオンズリーグを制した08年という。攻撃的スタイルを追求するクラブにあって、ピンチに晒されるシーンも多かったが「それが楽しかった。試合をしていても負ける気がしなかった」と懐かしそうに振り返る。

同じGKとして日本代表GK東口順昭(31)は「安心感、安定感があった。GK陣を引っ張ってくれたけど、それはフジさんだからできたこと」と感謝。元日本代表MF遠藤保仁(37)は同じく今季限りでの現役引退を決めた元日本代表加地亮(37=J2岡山)の名前も出し「加地にしてもフジにしても多くのモノをもたらしてくれた。タイトルも沢山取れましたしね」と盟友たちの別れを寂しがった。

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