◇明治安田生命Ｊ１第１節第２日　Ｇ大阪２―３名古屋（２０１８年２月２４日　パナＳ）

Ｇ大阪のルーキーＦＷ中村敬斗（１７＝三菱養和ユース）が開幕デビューを果たした。１点を追う後半２４分、黄義助に代わって出場。３３分には鋭い切り返しから強烈な右足ミドルを放った。その１分後には冷静なパス交換でＦＷ長沢の得点に絡むなど、堂々のデビュー。自身も「緊張？特になかった。監督からもシュートを打つように言われていたし、決めれれば良かったけど」と充実の表情を浮かべた。

ただ悔しさも残った。同い年の名古屋ＤＦ菅原由勢（１７）がセンターバックとしてスタメンでデビュー。「彼はスタメンで、ボクは途中出場。センターバックでスタメンで出る方が難しいし、悔しい部分はある」とライバル心を剥き出し。その一方で「一緒のピッチで戦えて楽しかった」とも。昨年のＵ―１７Ｗ杯で日の丸を背負った戦友と、同じ日にプロの舞台を踏み出したことを喜んだ。ともに東京五輪世代。将来の日本サッカー界を担うストライカーは「これからも戦っていきたい」と切磋琢磨を誓った。

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