阪神ダービーで初勝利を目指すG大阪…神戸はルヴァン杯快勝の勢いを継続できるか【プレビュー/J1第6節】

8日に明治安田生命J1リーグ第6節の4試合が開催。最下位のガンバ大阪がヴィッセル神戸との阪神ダービーに臨む。

■ガンバ大阪(18位)vs(13位)ヴィッセル神戸

開幕5試合で1分4敗と未勝利が続くG大阪が、神戸との阪神ダービーでリーグ初勝利を目指す。前節はFC東京とのアウェイゲームで2-3と力負け。ファン・ウィジョが2試合連続2ゴールを挙げたものの、前々節の柏レイソル戦と同様に2点を先行される展開が尾を引いた。

レヴィー・クルピ監督は「負けという結果を見れば、最悪の結果」としながらも、「負けではなくて違う結果になってもおかしくなかった時間帯もあった」と後半のアグレッシブな姿勢を評価した。

勝利がない状況だが光明の兆しもある。新加入のマテウスが初出場。サントス時代にクルピ監督から指導を受けたブラジル出身の大型ボランチがフルタイムでプレー。遠藤保仁とのダブルボランチで少なからずインパクトを残した。クルピ監督も「技術的にしっかりしている選手なので、試合を重ねるごとに必ずもっと良くなる」と期待感を示すマテウスの今後の活躍に期待だ。

リーグ戦では未だ勝利がないG大阪だが、JリーグYBCルヴァンカップでは2勝1分けでグループCの2位につける。4日の名古屋グランパス戦ではフルメンバーで臨み、長沢駿が爆発。長身のエースストライカーが前半だけで4ゴールを叩き出した。8日に控える神戸戦でもこの大勝の勢いを持続させたいところ。

G大阪vs神戸の通算38試合で、1試合平均3.8得点と多くの得点が決まっており、これはJ1で30回以上行われたカードの中で最も多くの得点が生まれているという。G大阪は昨年9月9日に行われたJ1第25節の神戸戦からリーグ15試合勝利がない。因縁めいた阪神ダービーで7カ月ぶりのJ1勝利を目指す。

一方の神戸は前節、アウェイで柏レイソルに1-2で敗戦。ルーカス・ポドルスキが中盤でゲームの組み立て役を担い、決定機には前線に顔を出すなど孤軍奮闘の活躍を見せたが、伊東純也の2発に沈んで3試合ぶりの黒星を喫した。

敗れたものの、神戸がボールを保持する時間は長く、チーム戦術が形になりつつあるように見えた。柏戦でゴールを決めた田中順也は「もっと相手が嫌がるような回し方をしていかないといけない。うちがもっと突っ掛けて、差し込んでいくと締まってくる。そういうのをうまく混ぜながらサッカーしないと、戦術に深みが出てこない」と改善点を挙げていた。

しかし、4日に行われたルヴァンカップでは湘南ベルマーレに3点を奪って快勝。アビスパ福岡から加入したウェリントンにも初ゴールが飛び出した。メンバーを大幅に変更しながらもしっかりと結果を出している。神戸はG大阪戦後は、11日に浦和と、15日に横浜F・マリノスと難敵との戦いが続く。上位浮上へ阪神ダービーで勝利を収め、上昇気流に乗っていきたいところだ。

注目の阪神ダービーは8日の15時にパナソニックスタジアム吹田でキックオフを迎える。

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