G大阪FW食野、堂々のJ1デビューも「あれを決めなきゃ…」

◇明治安田生命J1第6節最終日 G大阪0―1神戸(2018年4月8日 吹田S)

レヴィー・クルピ監督の大抜擢に応えた。G大阪下部組織出身の2年目、19歳のMF食野亮太郎が堂々のJ1デビューを果たした。左MFでスタメン出場するとフル出場。繊細なタッチと切れ味鋭いドリブルで攻撃陣を活性化させた。

「監督からは“2点を決めてこい”と冗談を言われた」 J3で戦うG大阪U―23では今季4試合4得点。その決定力の高さを買われ、指揮官の期待通りに両軍最多タイ4本のシュートも放った。ただ「あれを決めなきゃいけなかった…」と猛省したのは後半10分のシーンだ。FW長沢がフリックしたボールをFW黄義助が右足シュート。ポストに嫌われたが、その跳ね返りが食野の元へ。GKも倒れており、目の前には無人のゴールが拡がっていたが、右足シュートは枠外となった。まさかの失敗に呆然。「パフォーマンスは良かった」と全体のデキを褒め称えたクルピ監督も「そこは慎重に決めようとして決められなかった」と残念がった。

「あれを決めるかどうかで結果が変わった」。デビュー弾を逃した新鋭は、この苦い経験を糧に成長していく。

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