G大阪、悪夢の開幕…メモリアルデーに目も当てられぬ逆転負け

明治安田J1第1節最終日(23日、G大阪2-3横浜M、パナスタ)「明治安田生命Jリーグ」は開幕8試合が行われ、G大阪は横浜Mに2-3で敗れた。MF遠藤保仁(39)が歴代単独最多となる20年連続開幕戦先発出場の新記録を樹立したが、黒星発進。開幕戦は8年連続白星なしとなった。6年ぶりJ1昇格の大分はMF藤本憲明(29)の2得点で鹿島に2-1で勝利した。

試合終了の笛が響くと、青と黒に染まったスタジアムには相手サポーターの歓声だけが響いた。ホームで黒星発進。遠藤は先制直後の失点を悔やんだ。

「あれだけ早い時間に先制して、その後すぐとられたっていうのがちょっと…不用意な失点だったかな」

言葉通りのこれ以上ないスタートだった。開始直後から猛然とプレスをかけ、FW黄が相手GKへのパスをカット。シュートはポストに嫌われたものの、跳ね返りをMF小野瀬が冷静に流し込んで先制点を奪った。開始わずか39秒のゴールはクラブのJ1ホーム通算800得点目。記念すべき一発で最高の船出を切ったかに思われた。

しかし、わずか2分後。クロスボールのこぼれ球からFW仲川に同点弾を許すと、一気に横浜Mペースに。34分にMF三好のミドルシュートで逆転され、4分後にも追加点を許し前半で1-3。後半終了間際に1点を返すのが精いっぱいだった。

敗戦に宮本恒靖監督(42)は「もう少し前でボールを奪いたかった。ゆっくり攻めるところ、早く攻めるところを使い分けられなかった」と課題を口にした。前人未到の20年連続開幕戦先発出場となった遠藤は「うれしく思います。スタートをフィールドで迎えるのは誰でもひとつの目標。これだけ長い間できるのはサポートのおかげ」と感謝したが、ホームの応援に勝利で応えることができなかった。

「きょうが1年のスタートなので。まだまだフィールドに立って戦えるようにやっていきたい」

8年連続開幕戦白星なしにも39歳のベテランは前を向いた。まだ1試合が終わったばかり。チームを上昇させるため、ピッチに立ち続ける。

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