勝てない王者・川崎F、痛恨の敗戦で開幕4試合未勝利…G大阪が三浦弦太のAT弾で劇的勝利

明治安田生命J1リーグ第4節の川崎フロンターレvsガンバ大阪が17日に等々力陸上競技場で開催された。

開幕から3試合連続ドロースタートの王者・川崎と、1勝2敗のG大阪が相まみえた。川崎はレアンドロ・ダミアンをベンチスタートとし、知念慶や山村和也が先発。G大阪はアデミウソンとファン・ウィジョのコンビを前節に引き続きスタートから起用した。

試合序盤はホームの川崎Fが攻勢に出る。すると、10分に決定機を迎えた。左サイドで仕掛けた長谷川竜也が折り返しのボールを入れる。これを中央で合わせられずに流れると、ボックス右の鈴木雄斗がシュート。鋭いボールが枠を捉えたが、これはGK東口順昭のセーブに遭った。

ハーフタイムにかけても、ボールを保持して主導権を握った川崎Fに対し、G大阪はカウンターをベースにゴールを狙う。29分にはボックス左へ動いた知念が谷口彰悟からのフィードを受けてキープ。ゴールエリア左に走りこんでパスを受けた家長昭博が枠内シュートに持ち込む。しかし、これもGK東口の好守に阻まれた。

お互い攻守の切り替えが早く、相手の長所をうまく消し合った前半は0-0で終了。迎えた後半、G大阪が攻撃への意識を高めたため、よりオープンな展開となる。しかし、両チーム共にアタッキングサードでの決定打を欠き、ビッグチャンスをなかなか創出できない。

状況を打開したい川崎Fの鬼木監督は56分に山村を下げて齋藤学を投入。68分には、長谷川に代えてダミアンを送り出す。それでも、79分に決定機を演出したのはG大阪。ゴール正面でのアデミウソンの仕掛けからボールを受けた藤春廣輝がゴールエリア左手前でシュートを放つ。だが、これはコースが甘く、GKチョン・ソンリョンにセーブされる。

その後、ホームの川崎Fがリスクを冒して前に出るも、G大阪も集中を切らさず粘りを見せる。すると、終盤に均衡を崩したのはG大阪だった。アディショナルタイム1分、ボックス左に走りこんだ藤春が小野瀬康介からボールを受けてクロス。攻撃参加していた三浦弦太がファーサイドで押し込んだ。

結局、これが決勝弾となって試合終了。粘り腰を見せたG大阪が劇的に勝利を収めた。一方の王者・川崎Fは、開幕から4試合未勝利となっている。

■試合結果
川崎フロンターレ 0-1 ガンバ大阪

■得点者
川崎F:なし
G大阪:三浦弦太(90+1分)

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