「同じ絵を描きながら…」堂安律が“再会”を喜ぶ2人の復帰

2人との“再会”を喜んだ。1月のアジアカップから13人が入れ替わる中、主力として準優勝に貢献した日本代表MF堂安律(フローニンゲン)は引き続き招集され、「いつも初めて選ばれたときと変わらない気持ちでピッチに立っているけど、自分も新しい感じがする。楽しみですね」と笑顔で話した。

特に喜んだのは「メンバーを見たとき、一番最初に気になった」というMF宇佐美貴史(デュッセルドルフ)の復帰だ。同じG大阪下部組織出身。6歳上の先輩とは堂安が高校2年生ながら2種登録でトップチームに帯同していた15年から、宇佐美が16年6月にG大阪からアウクスブルクに移籍するまで一緒にプレーした。

今回、宇佐美がロシアW杯以来の代表復帰を果たしたことで初めて日本代表に同時招集され、約2年9か月ぶりにチームメイトとなった。「宇佐美くんと一緒にピッチに立てたらというのは勝手にイメージしていた」。一つの目標だった日本代表での“共演”。今回のメンバーでは同じ右サイドハーフのポジションを争うライバルともなり得るが、「サッカー選手である以上、そこは切り捨てられない。同じポジションの場合は全力で奪いに行くし、宇佐美くんもそうだと思う。チームメイトとして同じピッチに立てたら、同じ絵を描きながらプレーできると思う」と力説した。

もう一人、堂安にとって心強いのはMF中島翔哉(アルドゥハイル)の存在だ。アジアカップは本大会直前に負傷離脱したが、MF南野拓実(ザルツブルク)とともに2列目の若き“三銃士”として昨年のキリンチャレンジカップで躍動してきた。森保ジャパンの両翼を担う堂安と中島。「タメをつくれる選手。僕がサイドで1対1になる局面をつくってくれる。そこに期待したい」。そう言って目を輝かせた。

ただし、“三銃士”の良さを存分に引き出すポストプレーで攻撃を牽引していたFW大迫勇也(ブレーメン)は不在。1トップ候補にはA代表初招集のFW鈴木武蔵(札幌)、FW鎌田大地(シントトロイデン)がいるが、コンビネーションはあらためて一から築く必要もある。堂安は「人それぞれに特徴があるし、それを評価されて代表に入っていると思う。その特徴をお互いに生かし合いながらプレーできれば」と、フレッシュな顔触れで新たな可能性を示すつもりだ。

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