【J1採点&寸評】G大阪3-4神戸|壮絶な打ち合いで両軍の攻撃陣を高評価!『7.5』は2名、MOMは…

G大阪――菅沼は悪くなかったが……。

[J1リーグ5節]G大阪 3-4 神戸/3月30日/パナスタ

【チーム採点・寸評】
G大阪 6
攻守の切り替えがかなり早く、3ゴールを奪った点は評価したい。だが、失点シーンはどれも一瞬の隙を突かれたものであり、スタミナの限界で集中力が切れた印象だった。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 5
ポドルスキのボレーシュートはノーチャンスかもしれない。その後の3失点は振り回されて対応し切れていなかった。

DF
5 三浦弦太 5
機を見たオーバーラップでクロスを上げたが、味方と合っていなかった。後半は右サイドから攻め込まれる回数も増え、ディフェンスでも苦戦した印象だった。

13 菅沼駿哉 6(90+2分OUT)
24分、イニエスタに激しくチェイシングし、ボール奪取。そのままファン・ウィジョへ見事なスルーパスを通し、2ゴール目をアシストした。4失点が悔やまれる。
19 キム・ヨングォン 5
ビジャの一発と田中の2ゴールを許してしまった場面では、クロス対応時のポジショニングが曖昧か。周囲と連係しながら、マークをはっきりさせるべきだろう。

4 藤春廣輝 5.5
守備時のカバーリング、攻撃時のオーバーラップなど、激しく上下動をして奮闘。だが走力の限界だったのか、終盤に集中力が切れて、古橋に1対1で負けて2失点に関与した。

MF
28 高 宇洋 5.5
果敢に走り回ってスペースを埋めながら、最終ラインをサポート。2失点目の場面もカバーリングまでは良かったが、ポドルスキに当たり負けしてアシストを許してしまった。

10 倉田 秋 6.5
高と連係をしながらイニエスタをケアし、後半途中まで激しくプレスをかけた。攻撃面でも果敢にゴールへ迫ると、72分には遠藤のパスを押し込んで得点を決めた。

G大阪――ゴールを決めたFW陣は良かった。

MF
7 遠藤保仁 6(90分OUT)
トップ下で巧みにパスを引き出しながら、前線でチャンスメイク。72分にはファン・ウィジョのシュートのこぼれ球に反応し、冷静な判断で倉田のゴールをアシストした。

8 小野瀬康介 6(90+1分OUT)
周りの選手とかかわりながら、右サイドを崩しにかかった。10分にはアデミウソンとのコンビネーションで先制ゴールを演出している。

FW
9 アデミウソン 6.5
10分、小野瀬との連係でゴールに迫り、最後はクロスにボレーで合わせて鮮やかな一発を突き刺した。ドリブルやミドルシュートは効果的で、敵にとって最も脅威となるアタッカーだった。

16 ファン・ウィジョ 6.5
24分、菅沼のスルーパスに抜け出して、GKとの1対1を冷静に制してネットを揺らす。さらに72分にはカットインシュートを放ち、3点目を演出した。
交代出場
FW
39 渡邉千真 ―(90分IN)
失点直後に投入され、最前線でボールを呼び込めなかった。

MF
6 田中達也 ―(90+1分 IN)
最後はロングボールが増えた影響もあり、あまりボールに触れなかった。

DF
14 米倉恒貴 ―(90+2分IN)
難しい時間帯にピッチに入り、試合の流れを変えることは出来なかった。

監督
宮本恒靖 5.5
攻守の切り替えを植え付けたのは、指揮官の手腕の賜物だろう。しかし、あまりに走った選手たちのコントロールはきかず、終盤に万事休す。交代カードを切るのも出遅れたか。

G大阪――ゴールを決めたFW陣は良かった。

MF
7 遠藤保仁 6(90分OUT)
トップ下で巧みにパスを引き出しながら、前線でチャンスメイク。72分にはファン・ウィジョのシュートのこぼれ球に反応し、冷静な判断で倉田のゴールをアシストした。

8 小野瀬康介 6(90+1分OUT)
周りの選手とかかわりながら、右サイドを崩しにかかった。10分にはアデミウソンとのコンビネーションで先制ゴールを演出している。

FW
9 アデミウソン 6.5
10分、小野瀬との連係でゴールに迫り、最後はクロスにボレーで合わせて鮮やかな一発を突き刺した。ドリブルやミドルシュートは効果的で、敵にとって最も脅威となるアタッカーだった。

16 ファン・ウィジョ 6.5
24分、菅沼のスルーパスに抜け出して、GKとの1対1を冷静に制してネットを揺らす。さらに72分にはカットインシュートを放ち、3点目を演出した。
交代出場
FW
39 渡邉千真 ―(90分IN)
失点直後に投入され、最前線でボールを呼び込めなかった。

MF
6 田中達也 ―(90+1分 IN)
最後はロングボールが増えた影響もあり、あまりボールに触れなかった。

DF
14 米倉恒貴 ―(90+2分IN)
難しい時間帯にピッチに入り、試合の流れを変えることは出来なかった。

監督
宮本恒靖 5.5
攻守の切り替えを植え付けたのは、指揮官の手腕の賜物だろう。しかし、あまりに走った選手たちのコントロールはきかず、終盤に万事休す。交代カードを切るのも出遅れたか。

神戸――アンカーで先発したサンペールの評価は……。

【チーム採点・寸評】
神戸 7
走力では相手を下回っただろう。だが、ポドルスキの個人技もあって2得点を奪い、終盤に望みをつないで途中交代の田中の2発で逆転。効率よくゴールを決める試合巧者ぶりが光った。

【神戸|採点・寸評】
GK
1 前川黛也 5
アデミウソンのボレーシュートを触れず、ファン・ウィジョとの1対1もあっさり決められてしまった。後半も振り回されて、3失点を喫した。

DF
22 西 大伍 5
何度か藤春に裏を突かれることがあった。さらに、3失点目の場面でもファン・ウィジョにカットインシュートを簡単に打たせてしまった。

25 大﨑玲央 5
2失点目のイニエスタへの縦パスは、相手が狙っていたのだから無理があったのではないか。CBとして3失点も評価はできない。
33 ダンクレー 5.5
開始早々にヘディングのバックパスをミスするなど、不安定な立ち上がりだった。ただ、前半終了間際の古橋へのスルーパスはセンスを感じさせた。

19 初瀬 亮 5
1失点目の前の場面で、小野瀬へのスライディングは軽率だった。自身のサイドを抉られた回数も多く、守備面で低調なパフォーマンスだった。

MF
6 セルジ・サンペール 5.5(74分OUT)
攻撃では手前の味方へのショートパスくらいで、守備ではアンカーで潰しが効いていたわけではない。他の選手でもできるプレーに終わり、助っ人らしい付加価値はなかった。

5 山口 蛍 6
相手の素早いカウンターに対して、懸命に危険なエリアをカバーしていた。悪くない出来だったものの、3失点でタスクを完遂できたとは言い難い。

8 アンドレス・イニエスタ 6
2失点目でインターセプトされた場面は、パスの出し手にも問題があったが、コミュニケーションに改善の余地はある。とはいえ、やはり随所に見せるパスセンスは見事だった。

神戸――ポドルスキがハイパフォーマンス。

FW
MAN OF THE MATCH
10 ルーカス・ポドルスキ 8
45分、FKから浮いたこぼれ球をダイレクトシュートで突き刺すと、54分には左サイドで高に競り勝ってクロスでビジャの得点をアシスト。さらに、80分には美しいロングフィードを古橋に通し、3点目の起点になった。逆転勝利の最高殊勲者だ。

16 古橋亨梧 7.5
80分、ポドルスキのロングフィードを巧みなタッチで収め、そのまま田中のゴールをお膳立て。さらには試合終盤にも素早い切り替えで藤春からボールを奪い、またしても田中の決勝点をアシストした。終盤の2得点を演出し、勝利の立役者になった。

7 ダビド・ビジャ 7
54分、ポドルスキが高に競り勝つと、一瞬にして相手DFの背後を取る。フリーになってヘディングでネットを揺らし、同点ゴールを決めた。
交代出場
MF
14 三田啓貴 5.5(58分IN)
守備時のチェイシングはもちろんのこと、攻撃でもアグレッシブに仕掛けた。

FW
21 田中順也 7.5(74分IN)
カウンターから古橋の折り返しのボールを押し込み、貴重な同点弾をゲット。さらに試合終盤、またしても古橋のクロスに合わせ、決勝ゴールを奪った。短い時間で逆転勝利を呼び込む2発を決めた、この試合のヒーローだ。

監督
フアン・マヌエル・リージョ 6.5
立ち上がりは悪かったものの、後半になってから修正。最後は交代カードの田中が勝負を決めるなど、采配も光った。

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