パナスタの夜空に吼えた! ガンバ宮本監督が大阪ダービーで会心の采配! 「気持ちがないとこのリーグでは…」

「前節は本当に情けないパフォーマンスで…」

J1リーグ第12節]G大阪 1-0 C大阪/5月18日/パナスタ

いつもクールな指揮官が、我を忘れて吼え、身体全体で喜びを表現した。長く暗いトンネルから、ようやく抜け出したのだ。

土曜日に行なわれたJ1リーグ第12節、ガンバ大阪対セレッソ大阪のダービーマッチは、本拠地パナスタでホームサポーターの大声援を背に闘った青黒軍団が1-0でモノにした。これが今季リーグ戦のホーム初勝利で、およそ2か月ぶり、8試合ぶりの白星となった。

試合後、すっかり取り直した宮本恒靖監督は、フラッシュインタビューで冷静にこう語っている。

「選手たちは本当によく走っていましたし、闘っていたと思います。前節(サガン鳥栖に1-3の完敗)、本当に情けないパフォーマンスをしたあと、しっかり練習に取り組んだ成果が出たのかなと思います。(終盤は)苦しい流れになりましたけど、なんとか耐え切ってくれました。ああしたところで追加点が取れれば、というのはあります。今日のように、気持ちがないとこのリーグでは闘えない。守備面の良さを活かしつつ、攻撃の質を高めながら、次の試合に向けて準備をしたいと思います」

この日は鳥栖戦から先発5人を入れ替え、しかもスタメンの平均年齢は4.5歳も若返った。高江、高尾、福田の若手トリオが今季初先発の大抜擢に見事ハイパフォーマンスで応え、高江は倉田の決勝点をアシスト。リードしてから食野、今野、遠藤とカードを切っていった采配も申し分なく、まさに指揮官にとっては会心の勝利と言っていい90分間だった。

大阪ダービーの快勝劇をシーズンの大きな分岐点とできるか。反攻に転じる宮本ガンバに注目だ。

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