G大阪 DF藤春が4月以来のリーグ戦出場 完全ではないが「怖がってばかりいられない」

◇第17節 G大阪 3―1 松本(2019年6月29日 サンアル)

G大阪の元日本代表DF藤春広輝(30)が、4月15日・浦和戦以来のリーグ戦出場を果たした。2―1の後半30分にMF中村と交代して左サイドで出場。果敢な攻撃と持ち前のスピードでカウンターのピンチを未然に防いだ。

浦和戦で左肩鎖骨を骨折。すでに26日のルヴァン杯・長崎戦で戦列復帰を果たしていたものの「まだ完全ではない」という。特に「寝るときは痛い」と苦笑い。だが「怖がってばかりいられない」と自らを奮い立たせ、フィジカルコンタクトでも戦ってみせた。

チームは若返りを図る最中で「彼らが成長しているのは実感している」と目を見張る。同じポジションの中村には「アドバイスができることがあるならする」と優しい顔も覗かせる。だが同時に「ベテランも負けずにやりたいし、若手にはベテランの良いところを示していきたい」。若手の“壁”となり、簡単にポジションを明け渡すつもりはない。

次戦は天皇杯・讃岐戦。スタメンの可能性もある藤春は「まずは90分間できる体に戻していきたい」と口にし、熾烈な競争に加わっていく意気込みを見せた。

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