【G大阪】これぞ“神アシスト”! 遠藤保仁の技巧が凝縮された倉田秋への「勝負に行くパス」

「その前のパスも、どんどん出していければ」

[J1第17節]松本1-3G大阪/6月29日/サンアル

圧巻のアシストだった。前半に1点のリードを奪い、後半に入って同点とされたが、すぐに突き放す。倉田秋の価値あるチーム2点目を演出したのが、遠藤保仁だった。

「秋の動き出しのタイミングも、ちょうどダイレクトで出せるタイミングでしたし、あとは、秋がトラップしてシュートを打てるようなボールを出せればとは思っていたので。得点にもつながりましたし、良いゴールだったと思いますね」

左サイドからの攻撃は相手にカットされる。そのこぼれ球に反応した遠藤は、転がってくるボールを丁寧にダイレクトではたく。ふわりとした軌道を描くボールは、走り出していた倉田にピタリと届いた。

「勝負に行くパスは、自分の武器でもありますし、アンカーに入れば、そんなに大きなプレッシャーはかからないので、よりフリーな場面では、より精度を上げていければいいかなと」

ビッグチャンスを演出するだけではない。何気ない横パスで相手の陣形を崩したり、鋭い縦パスで味方を前向きにさせるなど、遠藤は持ち前の配給力をいかんなく発揮し、チームをコントロールしていた。

「ああいう得点に直接つながるパスもそうですし、その前のパスもね、どんどん出していければいいかなと思うので。そのへんは、常に頭に入れて、あとはタイミングを合わせてやっていければ、十分、チャンスは作れる。自分の武器を忘れずにやっていきたい」

6試合ぶりの先発起用に応えた背番号7の妙技が、勝点3を手繰り寄せた。

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