【G大阪】守備戦術はまらず力負け…井手口「失点の後の雰囲気がよくない」

◆明治安田生命J1リーグ第23節 横浜M3―1G大阪(31日、ニッパツ三ツ沢球戯場)

G大阪は横浜Mに3ゴールを許し、7試合ぶりの黒星を喫した。ここ5試合は引き分けが続いていたが、高い攻撃力を誇る横浜Mに対し、両ウイングバックを下げた5バックで対応。粘り強い守備から、前線のFW宇佐美、アデミウソンを生かしてカウンターを狙ったが、前半38分に横浜Mのタイ代表DFティーラトンにミドルを決められて失点。さらに同8分にも失点と、ゲームプランは崩壊した。

後半13分には元日本代表MF遠藤とFWパトリックを投入し、4バックにして前からボールを奪いにいく攻撃的布陣にシフト。これがはまって高い位置でボールを奪えるようになると、同22分には遠藤とのパスワークからMF小野瀬が決めて1点差に。その後も遠藤が、正確無比なプレーでチャンスを演出。同31分には右サイドをするりと抜け出し、中央のパトリックにどんぴしゃりのクロスを合わせて追いついたかに見えたが、これはオフサイドの判定に。大きな決定機を逃すと、同33分に横浜MのU―22日本代表FW遠藤に3点目を奪われた。

優勝争いを演じる横浜Mに力負けを喫したが、今夏チームに復帰した元日本代表MF井手口は「失点した後の雰囲気がよくない。もう負けたみたいな空気になっている」とチームが自信を失っている点を指摘。自身は2試合連続のフル出場を果たしたが、結果がついてこない状況に「このチームの中では、若い選手も多くて僕も経験がある方だと思う。プレーで引っ張っていきたい」。調子を取り戻しつつある男は、14位と低迷するチームの立て直しを誓っていた。

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