【G大阪】プライドをへし折られる7年半ぶり敗北…採点&寸評
◆明治安田生命J1リーグ第27節 C大阪3―1G大阪(28日、ヤンマー)
G大阪がC大阪との「大阪ダービー」で約7年半ぶりとなる敗北を喫した。前半11分までに2失点したことで、守勢を強めたC大阪を攻めあぐねる展開に。後半11分には前がかりになった裏を狙われ、3失点目を喫した。今夏加入した元スペイン代表MFスサエタが移籍後初先発。正確な技術、スペースとつく動きで攻撃をリードしたが、勝利には結びつかなかった。「今が勝ち点を失い暗闇の中というのはあるが、切り替えて次に向かいたい」とスサエタ。プライドをへし折られ、順位も暫定15位に後退した。
以下は採点&寸評
宮本恒靖監督【4・5】
大事なダービーの立ち上がりに、あっさり2失点。指揮官に責任を求めるのは酷だが、やはりチーム最低点とする
GK〈1〉東口順昭【5・0】
失点シーンはいずれも厳しい状況。スーパーセーブはなかったが、責められない
DF〈4〉藤春廣輝【5・0】
3失点目は水沼の動きを察知できず。終盤に疲労の色がにじみ、後半31分に交代
DF〈5〉三浦弦太【4・5】
1失点目はボールウォッチャーとなり、3失点目は一度奪ったボールの処理に手間取った。2失点に絡んだ事実は重い
DF〈19〉金英権【5・0】
ゾーンDFとはいえ、2失点目はヨニッチの動きを制限できず。CBとしては体をぶつけたいシーンだった
DF〈27〉高尾瑠【5・0】
後半は高い位置で攻撃に絡む意識をみせ、得点につながる縦パスも。しかしそれ以外は存在感を示せず、守備でも柿谷に手を焼いた
MF〈7〉遠藤保仁【5・0】
ボールを保持する展開の中でも、局面を変えるようなパスは少なかった。
MF〈10〉倉田秋【5・0】
前回対戦では決勝ゴールでヒーローとなったが、この日は相手の強固なブロックを崩す一手とはなりきれず。不完全燃焼のまま交代
MF〈14〉スサエタ【6・0】
積極的にパスを引き出し、右サイドの攻撃をリード。実力の片りんは示した
MF〈15〉井手口陽介【5・5】
迫力のあるプレスで、何度もボールを奪取。失点につながりかけたボールロストもあったが、奮闘した
FW<33>宇佐美貴史【4・5】
シュート5本も不発と、期待された違いを生み出すプレーができず。蒸し暑さが戻ったせいか、前節は戻りかけていたようにみえた切れ味がなかった
FW<39>渡辺千真【5・0】
前線でボールを収める役は担ったが、展開を変えるプレーはできず。ゴール前はあまりにスペースがなく、シュート0本に終わった
途中出場
FW〈9〉アデミウソン【6・0】
記録はオウンゴールとなったが、個人技から一矢報いた。途中出場でも3点を追う展開でも、ゴールに向かう姿勢は変わらない
FW〈18〉パトリック【5・5】
積極的にクロスを呼び込んだが、彼を生かすパスは届かなかった
MF〈11〉コンチャ【―】
リーグ戦デビュー。時間短く採点はなし