【G大阪】負傷離脱した倉田の代役に悩む宮本監督「いろいろと探りたい」

G大阪の宮本恒靖監督(42)が、11月3日の湘南戦(BMWス)に向け、負傷離脱したMF倉田に代わるインサイドハーフの人選に悩む心境を明かした。31日、大阪府吹田市内で非公開練習を行い、J1残留に向けた大事な一戦に向けて調整。今季、累積警告による出場停止の1試合を除き、リーグ戦全試合に先発してきた倉田が、前節の川崎戦で負った左頬骨の骨折と脳震とうにより離脱。「(倉田)秋がいなくなった部分の見極めもある。今週の練習も含め、いろいろと探りたい」と話した。

倉田は今季、主に中盤3枚で構成するインサイドハーフの一角として、チームトップタイの7ゴールをマーク。さらに守備でも豊富な運動量を生かし、高い貢献を見せていた。そんな背番号10の代役候補としては元スペイン代表MFスサエタらが挙がるが「(中盤)4枚ではなく、3枚での動きになる。それに対しては、慣れが必要」と指揮官。スペインで4―4―2での中盤4枚のシステムに慣れていたスサエタは、中盤を3枚で構成する現システムへの適応が不十分であることを示唆した。

スサエタ以外となると、川崎戦でも倉田の負傷後に交代出場したMF高江、または大ベテランのMF遠藤が候補に挙がる。宮本監督は、ここ2試合出番がない遠藤について「練習の中でもパフォーマンスは高いものが見られますし、ヤット(遠藤)の力も生かしたい」と語っており、遠藤をアンカーに置き、MF矢島をインサイドハーフに上げる布陣の可能性もある。現在、勝ち点35で10位のG大阪だが、16位・湘南との勝ち点差はわずかに4。J1残留争いから抜け出すべく、総力戦で下位同士の“直接対決”に挑む。

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