【G大阪】宇佐美貴史、3戦連発で残留決めた「この感覚を忘れないようにしたい」

◆明治安田生命J1リーグ第32節 G大阪2―0仙台(23日・パナスタ)

神戸とG大阪がともにJ1残留を決めた。神戸は日本代表FW古橋亨梧(24)の今季10得点目となる決勝弾でC大阪を下した。G大阪は元日本代表FW宇佐美貴史(27)が50メートル運んでの3試合連続ゴールで先制し、仙台に2―0の快勝。首位争いでは横浜Mが、FW仲川輝人(27)の今季14点目のゴールで松本を退け、奪首に成功。15年ぶりの栄冠に王手をかけた。F東京は手痛いドローで1差の2位に転落した。

G大阪が元日本代表FW宇佐美の3試合連続ゴールなどで仙台に勝利し、J1残留を決めた。0―0の後半24分。宇佐美が右サイドでDFを振り切って独走。ドリブルで約50メートル運ぶと、右足でネットを揺らして先制した。さらに同32分、宇佐美のラストパスにFWアデミウソンが抜け出し、ループシュートを沈めて追加点を奪い、2―0と完勝した。

「心身ともに充実してきた。この感覚を忘れないようにしたい」と今季6点目の宇佐美。今夏の復帰当初は苦しんだが、体のキレやボールタッチの感覚が戻ったここ5試合で5得点。また日本代表に復帰したMF井手口も、抜群のボール奪取力を見せるなど、夏に加入した戦力がフィットしてきたことで、最低限の目標は達成した。

しかし、毎年優勝を目標に掲げるクラブが、3年連続で上位争いにも絡めず。今夏には選手の大量流出もあり、優勝を目指す体制が整わないことが問題だ。来季も契約を残し、指揮を執ることが確実な宮本恒靖監督(42)は「我々は残留を目指すクラブではない。ふがいなさは感じますが、結果は受け止め、残り2試合、よりよいものを見せたい」と、来季につながる戦いを見据えていた。

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