「結果を出さないと、ここで終わり」U-22初選出&初ゴールの一美和成が明かした強い“危機感”

今季は京都でJ2リーグ17得点
東京五輪世代の年内最後の活動となる、キリンチャレンジカップのU-22日本代表対U-22ジャマイカ代表が12月28日、トランスコスモススタジアム長崎で行なわれ、日本が9-0と大勝を収めた。

試合は、前半から得点を重ねた日本が、51分までに6得点を奪う一方的な展開。その後、いったん停滞した流れを再び加速させたのが、58分に前田大然に代わってピッチに立った一美和成だ。

82分に左サイドでボールを持った鈴木冬一がスルーパスを供給。走り込んだ瀬古歩夢がダイレクトでグラウンダーのクロスを送ると、ゴール正面で一美が右足で合わせ7点目を奪取。試合前に「結果を出さないとメンバーに残れない。ゴールが欲しい」と語っていたストライカーが、U-22代表初招集で初得点を記録した。

「途中から入って、どんどんシュートを打っていこうと思っていましたし、1点でしたけど結果も出せて良かったかなと思っています」

「ここで結果を残せなかったら、このまま終わってしまう」という小さくないプレッシャーもあったようだが、見事に期待に応えてみせた。

「前半から点も結構入っていたので、こういう試合は後半はなかなか入らないパターンも多いですけど、そこで取れたというのは、自分のなかでも次につながると思います。結果を残せたのはプラスに考えるところかなと」

今シーズンは、ガンバ大阪からレンタル移籍中の京都で、J2リーグの日本人2位となる17ゴールを記録するなど一躍ブレイク。この試合でも、ゴールを決めただけでなく、献身的にポストプレーや、敵DFラインを裏に抜ける動きも光った。

「やっぱり相手のセンターバックの前が結構空いていたので、そこで受けようと思って、狙っていましたし、相手の裏のところも結構ルーズだったので、そういうところをしっかり狙って、自分の中では基点になるプレーが割とできたかなと思います。

(監督からは)ゴールを積極的に狙っていけと言われていた。結果として1点だったので、もう少しどんどん行きたかったかなと思います」と反省も口にした。

来季は横浜FCへのレンタル移籍が決まっている一美。次はJ1の舞台で結果を残し、東京五輪のメンバーに滑り込めるか――。

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