Ｇ大阪は沖縄１次キャンプ最終日の２２日、Ｊ２長崎と練習試合を行い、元日本代表ＦＷ宇佐美貴史（２７）の得点などで２―１と勝利した。前半４５分、宇佐美のＣＫをＦＷアデミウソンが頭で角度を変え、最後はＭＦ遠藤が押し込んで先制。後半１４分にはセットプレーから失点したが、同１９分に宇佐美がドリブルで打開し、自ら決めて勝ち越した。

今キャンプ初めてレギュラー組で挑んだこの試合、昨季と同じ３―５―２の布陣で、左インサイドハーフに新加入のＭＦ小野を配置。中盤ではＭＦ井手口、矢島といった実力者がベンチスタートとなる中、藤春、小野瀬の両ウイングバックを生かしてチャンスをつくった。一方、今キャンプから取り組んでいるハイプレスは、高い位置でボールを奪うシーンもある一方、あっさりと中盤を突破されてゴール前まで侵入されるシーンもあった。

宮本監督が「前半は少し、（ハイプレスが）中途半端だったところもあった。後半の立ち上がりぐらいのイメージを、前半からできれば」と語ったように、課題は見えたこの試合。後半１４分には井手口、矢島に加え、新加入のＧＫ一森、ＤＦ新里もテストした。１次キャンプを終え「今日出た課題をより整理して、シュートを決めきる、というところも突き詰めていきたい。勝ち点３を拾っていくため、常にゴールを、というところ」と指揮官。チームは午後に帰阪し、２５日から再び沖縄入りして２次キャンプをスタートする。

長崎戦先発メンバー

ＧＫ東口

ＤＦ金、三浦、菅沼

ＭＦ藤春、遠藤、小野瀬、小野、倉田

ＦＷアデミウソン、宇佐美

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