【J1採点&寸評】G大阪×湘南|トップ下の倉田が今季初ゴール! 堅守で最後まで逃げ切り、G大阪がリーグ戦2連勝 SOCCER DIGEST Web 8月31日(月)14時57分配信

相手のシュートをことごとくストップしたGK東口がMOM。

【試合内容】
G大阪が公式戦3試合連続となる完封で、リーグ戦2連勝を飾った。9分、パトリックのパスを受けた倉田が今季初ゴールを決めてG大阪が先制。ボールを支配 して攻撃に転じようとする湘南の隙をカウンターで突き、追加点を狙ったが、ラストパスの質を欠いて2点目は奪えなかった。一方の湘南は、後半に入ってから 攻勢を強めたが、最後の部分で精度が伴わず、G大阪の守備陣を崩し切れなかった。

【チーム採点・寸評】
G大阪 6
前半はボールを支配し、トップ下の倉田がアクセントとなってチャンスを演出。後半は倉田が負傷し、湘南の反撃を受けたが、守備自体は安定。第2ステージから本格導入した4-2-3-1で攻撃の形も見えてきた。

湘南 5.5
プレスをかわされて苦しむ場面はあったが、後半は持ち前の走力でペースを奪い返した。しかし、アタッキングサードの質は低く、ゴール前を固めるG大阪を崩せずに終わった。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 7
すべてのシュートを完璧に抑え、無失点を演出。スローでチャンスも作るなど、完璧なパフォーマンス。

DF
4 藤春廣輝 6
リードで戦う時間が長かったなかで、オーバーラップは少なかった。しかし、守備の仕事は全うした印象。

5 丹羽大輝 6.5
相手FWとの対人プレーにはほぼ勝利。ミスもなく日本代表らしい安定感がプレーに出てきた。

8 岩下敬輔 6.5
危ない場面で身体を投げ出して守る読みはさすが。丹羽とともにゴール前で立ちはだかった。

14 米倉恒貴 6.5
ハリルにも認められたデュエルの強さを発揮。攻撃参加は控え、右サイドをしっかりと守り切った。

MF
7 遠藤保仁 6
司令塔として何度も前線に気の利いたパスを供給。途中からトップ下に入ったが守備でも身体を張り、気持ちの入ったプレーだった。

11 倉田 秋 6.5
トップで自在にボールを引き出しチャンスメイク。攻撃のキーマンとなっているだけに、負傷交代が気がかりだ。

19 大森晃太郎 5
守備でのハードワークは素晴らしいが、攻撃で無難なパスを選択し、違いを見せられない場面が多かった。

15 今野泰幸 6
守備に重きを置き、バイタルエリアの掃除屋として何度も危ない場面をケア。ボール奪取力はやはり一級品。

39 宇佐美貴史 6
倉田らと絡んで攻撃を組み立て、チャンスを演出。しかしシュートが決まらず、リーグ戦では4試合無得点。

FW
29 パトリック 6
前線で起点を作り、多くのチャンスを生み出して1アシスト。無謀なシュートも多かったが。ゴールへの意欲は強かった。

交代出場
MF
21 井手口陽介 5.5
交代の一番手としてピッチに入り、守備面では仕事をこなした。攻撃ではチャンスにつながるプレーは少なかった。

MF
13 阿部浩之 -
カウンターからチャンスに絡んだが、ゴールの枠を捉え切れず。しかし、アグレッシブな動きは見せた。

DF
6 金 正也 -
時間は短かったが、パワープレーを仕掛ける相手にもしっかりと対応して無失点に貢献した。

監督
長谷川健太 6.5
追加点を奪う楽な展開には導けなかったが、DF金の投入など無失点を演出する手堅い采配で勝点3を引き寄せた。

ゴールが遠かった湘南。及第点は遠藤、秋元のふたりのみ。

【湘南|採点・寸評】
GK
1 秋元陽太 6
失点は股を抜かれて悔しがったが、それ以外は鋭い反応で宇佐美のシュートを止めるなど安定したプレー。

DF
3 遠藤 航 6
守備では粘り強く宇佐美に対応し、ゴールは許さず。攻撃でも3本のシュートを放ち、ゴールを脅かした。

4 アンドレ・バイア 5
冷静なカバーリングが光ったが、パトリックを抑え切れずにゴールを許したのは減点。

17 三竿雄斗 5.5
前半は積極的な攻撃参加で攻撃のアクセントとなるも、後半はやや失速。守備では身体を張って最後の部分を突破させず。

MF
5 古林将太 5.5
右サイドで高い位置を取り、宇佐美を守備に走らせた。しかし、ゴール前へのラストパスは精度を欠いた。

16 石川俊輝 5.5
中盤の守備に追われる時間が長く、攻撃では印象的なプレーは見せられなかった。

6 永木亮太 5
中盤での主導権争いに敗れ、持ち味を発揮できず。存在感を示すことは最後までできなかった。

2 菊地俊介 5
後半に迎えた決定機で冷静にシュートを放てず、千載一遇のチャンスでシュートはGK正面に。

10 菊池大介 5
左サイドでボールを触る回数は多かったが、起点になり切れず。不完全燃焼のまま後半途中に交代。

23 高山 薫 5.5
豊富な運動量で広範囲に顔を出した。決定的な仕事はできなかったが、攻守に精力的なプレー。

FW
19 大槻周平 5
最前線でボールが収まらず、相手のラインを下げられなかった。1トップとしての役割も物足りない。

交代出場
MF
26 可児壮隆 5.5
中盤を取り返し、試合終盤のチャンスにも絡んだ。目立ったミスはなかったが、決定的なプレーもなし。

FW
11 藤田祥史 5.5
前線で身体を張り、後半ペースを奪い返すのに一役買ったものの、ゴールを生むプレーはできず。

FW
8 山田直輝 -
敵のタイミングを外したパスで、何度かチャンスを演出。リズムを変える役割は果たした。

監督
チョウ・キジェ 5.5
ハイプレスをかわされたが、後半は選手交代などでペースを奪い返した。しかし同点ゴールには至らなかった。

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