ガンバ大阪 取材カメラマンが狙う!Jリーグ2021注目選手(13)

J2021年のJリーグがいよいよ幕を開ける。本稿では新たなシーズンに挑むJ1各チームの注目選手を2名ずつピックアップ。チームとしてのポイントも紹介する。ニュースターの誕生を期待したい。

◎ガンバ大阪

■注目選手(1) MF:矢島慎也

山本悠樹奥野耕平が台頭したセントラルミッドフィルダーにおいて、彼らより前にポスト遠藤として期待されたのが矢島だった。

2012年に浦和レッズでキャリアをスタートさせた時から、矢島はその才能を常に期待されてきた。毎年レギュラー候補に名が挙がり、矢島がハマれば強いチームになる、と言われることも多かった。しかし、フル稼働したのはJ2のファジアーノ岡山に武者修行に出た時だけだった。

ガンバに移籍した2018年も、やはり期待されながらも定位置を掴むことができなかった。U23チームでプレーするようになり、夏にはベガルタ仙台に期限付き移籍で活躍の場を求めた。仙台ではすぐに先発で起用されたが、怪我で長期離脱をしてしまい、満足にプレー時間を得られままシーズンを終えてしまった。

2019年、5月18日の大阪ダービーで遠藤に代わって3バックの前のポジションを任されると、持ち味である3列目からのゲームメイクでチームに安定感をもたらした。これによって矢島はようやくポジションを獲得し、J1でキャリア最多の20試合に先発出場を果たした。それまで、2017年に浦和で7試合に先発したことが最多だった矢島にとって、ようやく主力として戦ったと言えるシーズンになった。

そして2020年、ついに矢島がチームの主役になる時がやってきた、はずだった。ところが、怪我で離脱をすると、その間に山本悠樹が一気にポジションを獲得した。遠藤がチームを離れても、今度は奥野耕平が台頭、矢島は2019年よりも少ない18試合の先発にとどまった。 このまま終わるわけにはいかない。

ようやく確保しかけた主力の椅子、そして見えていた主役の座、それを再び追い求める様子を見逃したくない。

■注目選手(2) MF:小野瀬康介

サイドアタッカーでありながらゴールに向かうプレーが得意で、2019年には7ゴールを記録している。2020年は2ゴールと数を落としたが、放ったシュート数は変わっていない。苦しい時間帯にハードワークし続けられる選手でもあり、相手を攻守両面で疲れさせ、その積極的なプレーが味方を盛り立てる。

戦術的なアップデートを続けているガンバにとって、その存在は替えの利かないものだ。

高い位置でのボール奪取からのショートカウンター、という戦い方をするにあたって、小野瀬は欠かせない。用意しておいたプランが上手くいかない場合でも、小野瀬がいれば簡単には破綻しない。修正を加える際にも、小野瀬は3バックでも4バックでも関係なく良さを発揮してくれる。 いなくなったらチームが最も困る選手、それが小野瀬だ。

カメラマンとしては、プレー中の顔から気迫が伝わってくるのも魅力になっている。

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