G大阪・福田湧矢 脳振とうで離脱していた事実明かす「すごい記憶が飛んだ」

J1G大阪MF福田湧矢(22)が17日、清水戦(18日・パナスタ)を前にオンライン取材に応じ、開幕前に脳振とうを起こし、2週間以上離脱していたことを明かした。

福田によると、開幕前、沖縄キャンプ終盤の練習試合で「ボールがバーンってあごに当たって、意識が一瞬飛んで。それで結構休んで。すごい記憶が飛んだんですよ」と衝撃の事実を明かす。同部屋のメンバーが誰だったのかも分からなくなり、試合にどこのポジションで出たのかも忘れた状態に陥ったという。復帰してからも練習に集中できない状況などが続き、ラグビーのヘッドキャップを装着してみたりもした。「大変でした。コンディションのところはまだまだですね」と現状を語る。

チームが今季初勝利を飾った14日の鳥栖戦(駅スタ)では、FW宇佐美のゴールをアシストした。「勝たないとというプレッシャーがあって。この試合にめっちゃ懸けていたんで。今までで一番ホッとした試合でした」と振り返る。アシストという結果も出した。「初アシストやったんです、プロで。それを宇佐美さんにできたのがうれしかった。いつもいろいろ教えてもらっているので」と力を込めた。

試合中は太いヘアバンドのようなものを巻いているが、これも脳への衝撃を緩和するものだという。「あれ、ヘアバンドじゃないですよ。調子乗ってるなと思われるのは嫌なので」と説明した。

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