【G大阪】今季初連勝かかる清水戦へ 前節初ゴールのFW宇佐美貴史「勢い出てきそう」

G大阪は17日、今季初の連勝を目指す清水戦(18日・パナスタ)に向け前日練習を行い、FW宇佐美貴史(28)、MF福田湧矢(22)が取材に応じた。前節14日のアウェー鳥栖戦では、開幕から4試合得点がなかった中で、福田のプロ初アシストから宇佐美がチームの今季初ゴールを決めて勝利。宇佐美は「雰囲気も少し明るくなった。(守備は)ゼロで抑えられる自信がある中で、どうやって点をとっていくかに選手も向いています。勢いが出てきそうかな」と手応えを明かした。

鳥栖戦では中盤で攻撃の組み立てにも絡みながら、最後はペナルティーエリア内で仕留めた宇佐美。他チームから得意のミドルシュートは強く警戒される中で「エリア内でのワンタッチや、トラップしてのシュートとか、より相手がつかみにくいゴールが必要だと思っていた」という。また最終的には点を取る、ということが最優先にしつつ「相手の状況や、チームがどれだけスムーズに(ボールを)前に進めているかをみながら、(中盤に下がり)選手間の距離感を埋めるような仕事も意識している」とも語り、チームの攻撃をけん引することを誓った。

また鳥栖戦でプロ初アシストをマークした福田は、2月の沖縄キャンプ終盤の練習試合で脳しんとうを負い、チームを長期間離れていた影響により「コンディションはまだまだ」と明かした。ボールが強烈にあごに当たったショックで記憶が飛び、どのポジションで試合に出たのか、キャンプの同部屋が誰だったのかまで忘れるほどの事態に。ラグビー用のヘッドギアを装着して練習に復帰した後も、集中できない状況が続くなどの影響があったという。しかし新型コロナによる3月の休止期間なども経て回復し、現在は頭部へのショックを和らげるヘアバンドを装着してプレー。両サイドハーフ、サイドバックでプレー可能でチームには欠かせなマルチプレーヤーは「焦らずやっていけば(コンディションは)戻ると思う」と語っていた。

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