起業家・嵜本晋輔が「元ガンバ大阪」の肩書を使う理由 今こそアスリートに求める意識改革

東京五輪の延期、相次ぐスポーツイベントの中止や延期……。本来ならば、“スポーツの祝祭”に日本が沸くはずだった2020年は、一転してスポーツの価値そのものが問われるような試練の年になった。現在も猛威を振るう新型コロナウイルス感染症が明らかにした、「アスリートのキャリア問題」とは? かつてガンバ大阪に所属、戦力外通告を受けた後に起業し、マザーズ上場を果たした元Jリーガー社長・嵜本晋輔氏に話を聞いた。

苦境のアスリート「コロナ禍で最初に切り詰められるのは人件費」

誰に給料をもらっているのか? 大半のアスリートは誤解している

“偽物のファン”の言うことに耳を貸さなくていい

[PROFILE]

嵜本晋輔(さきもと・しんすけ)

1982年4月14日生まれ、大阪府出身。バリュエンスホールディングス株式会社 代表取締役社長。関西大学第一高校卒業後、2001年にJリーグ・ガンバ大阪に入団。同時に関西大学に進学。2003年のシーズン後にガンバ大阪を退団。2004年にJFL・佐川急便大阪SCで1シーズンプレーしたのち現役引退を表明。2007年に実兄2人と共にブランド品に特化したリユース事業「MKSコーポレーション」を立ち上げる。同年にブランド買取専門店「なんぼや」をオープン。2人の実兄が洋菓子店事業に進出したため、2011年株式会社SOU(2020年3月1日より「バリュエンスホールディングス株式会社」に商号変更)を設立。2018年に東証マザーズ新規上場。2019年にアスリートたちのデュアルキャリアを支えるFAN AND株式会社(現 DUAL CAREER株式会社)を設立。2020年にはサポートや寄付等を目的としたオークション「HATTRICK」を開始した。著書に『戦力外Jリーガー経営で勝ちにいく 新たな未来を切り拓く「前向きな撤退」の力』(KADOKAWA)がある。

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