G大阪、清水と0-0ドローで連勝ならず…宇佐美&井手口のシュートはいずれも枠【明治安田J1第10節】

明治安田生命J1リーグ第10節の1試合が18日にパナソニック スタジアム 吹田で催され、ガンバ大阪vs清水エスパルスは0-0のドローに終わった。

今季5試合目にして、ついに初ゴールが生まれ、初白星を手にした暫定17位のG大阪。さらに勢いづきたい今節はプロ初出場&初先発の大卒ルーキー佐藤が右サイドバックに抜擢され、前節欠場のチュ・セジョンがボランチの一角で復帰した。

一方、清水はここ3試合白星なしの13位。ミッドウィークに試合をこなしたG大阪と比べて日程的に余裕があり、体力面で優位に立っての今節は前節から2選手のメンバー変更が施され、原、中村に代わり、立田、西澤がスタートから出場した。

下位からの脱出を狙う両雄の一戦。序盤こそ清水のプレッシングに手を焼き、なかなか後ろからのビルドアップを効果的な崩しに繋げられずにいたG大阪だが、相手のミスも突きつつ、個のスキルも織り交ぜた攻撃でやや押し気味に試合を進めていく。

そのG大阪は開始4分にチアゴ・アウベスのワンタッチパスからフィニッシュに持っていった宇佐美が20分にもバイタルエリア中央で相手DFのクリアを回収して右足コントロールショット。GK権田も反応できずの場面だったが、ゴール右上角に嫌われる。

肝を冷やした清水だが、その直後に敵陣中央で三浦のボールロストを見逃さなかったチアゴ・サンタナがそのまま推進力を生かして最終ラインの背後を取る絶好の先制機。しかし、ミートし切れなかったシュートはGK東口を脅かすにいたらない。

飲水タイム明けの流れを握ったG大阪だが、41分に井手口が放った右足ミドルは左ポストを直撃。再び枠に救われた清水も45分に敵陣左サイドの佐藤からボールをかっさらったチアゴ・サンタナに改めて決定機が巡ってくるが、このチャンスも生かせない。

後半に入り、体力面で優位な清水が攻め入る時間を増やしたが、ややペースダウンのG大阪も踏ん張りの効いた守りで対抗。清水がボールポゼッションでも盛り返した流れを引き戻そうと、倉田、福田、山本の交代カードを切りながら勝機を探っていく。

巻き返す清水はディサロ燦シルヴァーノ、福森、後藤を立て続けに送り出して打開を図るが、G大阪も押し返す時間を作り出して反抗。87分に一美も投入して、後半アディショナルタイムに井手口、山本がフィニッシュに持ち込むが、いずれも枠に飛ばせない。

結局、スコアに動きのないままタイムアップとなり、ホーム2戦目も勝利で飾れなかったG大阪は連勝で勢いに乗れずの勝ち点1。清水は2戦連続ドローの4試合白星なしに終わっている。

ガンバ大阪 0-0 清水エスパルス

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