G大阪長谷川監督、連覇ならず「慢心があった」 日刊スポーツ 10月31日(土)19時5分配信

<ナビスコ杯:鹿島3-0G大阪>◇決勝◇31日◇埼玉

2連覇を逃したG大阪の長谷川健太監督(50)は、会見の第一声で「完敗です」と悔しそうに語った。22歳のDF西野貴治を先発に抜てきしながら、前半 もたずに交代。急きょ途中から入ったDF岩下が、マンマークのズレを修正しきれずに後半15分にCKから先制点を許した。

同監督は珍しく「勝てない責任は私にある。(選手起用の)見極めは私自身、甘かった」と自分を責めた。

就任1年目の13年にJ2を制し、昨季は3冠を獲得。常勝クラブになりつつあったことからも「勝てるだろうという慢心が、チームの中にあった。前半(鹿島に)やられても(点は)奪われていない。やっぱり(後半には)勝てるという気持ちが、どこかにあった」と指摘した。

球際で負け、パスはことごとく読まれた。放ったシュートはG大阪の5本に対し、相手は5倍近い24本。慢心からきた闘争心の欠如-。昨季の3冠王者が、ひ弱さを見せてしまった。

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