【G大阪】遠藤、CS浦和戦V弾を解説「(縦パスは)いい判断」 スポーツ報知 11月30日(月)20時8分配信

G大阪の元日本代表MF遠藤保仁(35)が、11月28日に行われたチャンピオンシップ(CS)準決勝・浦和戦(埼スタ)で生まれた延長後半13分の決勝ゴールを“詳細解説”した。

チームは30日、CS決勝の広島戦(第1戦・2日、第2戦・5日)に備え、大阪府吹田市内で非公開練習。決勝進出への決め手となったカウンター攻撃は浦和 戦の延長後半、1―1の状況でDF丹羽のバックパスが自軍のゴールポストに当たった場面から始まった。「運がよかった」と振り返りながらも、勝負のあやを明かした。

まずポストに当たったボールをGK東口が素早く拾うと、ダイレクトで右サイドバックのDFオ・ジェソクに展開。そこからピッチ中央の遠藤にパスが渡ったが、そこへチェックにきたのが浦和MF阿部。しかし阿部はこの試合、途中から3バックの中央に入っており「阿部ちゃんが前に出てきていたことで、それだけでも(3バックは)1枚崩れていた」と遠藤は判断。ダイレクトでFWパトリックへ鋭い縦パスを通した。

この縦パスで阿部を置き去りにしたことで、浦和のゴール前はG大阪4人、浦和3人という状況に。パトリックが米倉につなぎ、米倉からの正確なクロスが藤春に渡り、これが決勝点になった。「ヒガシ(東口)から始まって、一気に100メートルくらい。速い攻撃に人数をかけることができた。(縦パスは)いい判断ができたかと思います」。百戦錬磨のベテランは珍しく、自身の判断を自画自賛していた。

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