G大阪・宇佐美2発!広島に雪辱「笑顔でこのチームを終えられるように」 デイリースポーツ 12月30日(水)6時59分配信

「天皇杯・準決勝、G大阪3-0広島」(29日、ヤンマースタジアム長居)

天皇杯の準決勝が行われ、2連覇を目指すG大阪はFW宇佐美貴史(23)の2得点などで、今季J1王者の広島に3-0で快勝した。

トンネルを抜けた宇佐美が、ストライカーとしての階段をまた一つ上った。公式戦では、昨年11月26日の天皇杯清水戦と同29日のリーグ神戸戦以来、2試合連続2得点で決勝進出に導いた。「自分のゴールが勝ちにつながっている」と手応えを口にした。

先制点は前半7分。FWパトリックのパスを左足で、「そこしか狙っていなかった」と、相手の股の間を通し、右隅に流し込んだ。後半29分にはMF倉田からFW長沢を経由して、左足で追加点を奪い、勝利に大きく貢献した。

シュートの感覚や意識に「変わりはない」と言うが、3カ月ゴールなしから2戦連続2発。ボールを持つと「アイデア」が浮かび、「異様なほど」落ち着いているという。「迷いなくいけている」ことも、得点につながっているのだろう。

チャンピオンシップ決勝で敗れた広島に、底力を見せつけた。連覇へ「笑顔でこのチームを終えられるようにしたい。それができる力が、今はある」と言い切る。エースは自信に満ちている。

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