【G大阪】遠藤「いい結果で送り出したい」移籍の明神へ天皇杯連覇ささげる スポーツ報知 2015年12月31日(木)18時3分配信

G大阪が今季限りで退団し、名古屋に移籍するチーム最年長の元日本代表MF明神智和(37)にささげる天皇杯連覇を狙う。31日、チームは2連覇を狙う天皇杯決勝・浦和戦(1月1日、味スタ)に向けて大阪府吹田市内で調整。長年明神とボランチでコンビを組んだ元日本代表MF遠藤保仁(35)は「ずっとガン バを支えてくれていた選手。プレー面でも精神面でも、手本となってくれていた。いい結果を残して送り出してあげたいという思いはある」とうなずいた。

抜群の守備力を武器に、日本代表としても02年・日韓W杯にも出場した明神が、柏からG大阪に移籍したのが06年。遠藤、二川、橋本=現C大阪=と形成 したMF陣は“黄金の中盤”と称され、08年のACL初優勝など数多くのタイトル獲得に貢献。10年から3年間は主将も務めた。12年にクラブがJ2に降格した際は、誰よりも早くチームへの残留を宣言する男気もみせるなど、ピッチの内外でチームメートに信頼され、慕われてきた存在だった。

そんな明神が、今季限りで10年間在籍してきたG大阪を去る。日本代表FW宇佐美貴史(23)も「その背中をみて、プロとしての姿勢を学ばせてもらっ た。最後、タイトルをささげたい」と語った。明神はメンバー外となり、決勝での出場はかなわなかった。しかし背番号17にささげるタイトルへ、チームメー トたちの思いはひとつになっていた。

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