19歳“怪物”井手口、あるぞ決勝先発「もう大丈夫です」 サンケイスポーツ 1月29日(金)7時0分配信

U-23アジア選手権(28日、ドーハ)サッカー男子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23(23歳以下)アジア選手権で、6大会連続 10度目の本大会出場を決めた日本は、30日の韓国との決勝に向けて調整した。発熱のため別メニューだったMF井手口陽介(19)=G大阪=も本隊復帰。 チーム最年少の“怪物”は、頂点をかけた日韓決戦でスタメン出場が濃厚だ。

憂さを晴らすには最高の舞台だ。サウジアラビア戦のゴールでブレークしかけながら、発熱のため欠場を余儀なくされた井手口が、韓国戦に向けて腕をぶした。

「もう大丈夫です。準備はできてます。アジア王者になるのとならないのでは大きな差がある。優勝したい」

この日は風が強く、肌寒い中、イラク戦では出場のなかったサブ組として、ミニゲームなど精力的に体を動かした。韓国とはU-19アジア選手権で対戦して 勝利。「悪いイメージはない」と言い切った。日本を相手に闘魂をむき出しにしてくる宿敵だが「荒いイメージはあるけど、そっちの方が僕にとってはいいかな」と臨戦態勢を整えた。

22日の準々決勝イラン戦の前夜に発熱があり、インフルエンザではなかったものの「最高は39・9度まで上がりました」という高熱。大事な2試合を欠場 した。五輪切符をつかんだあとには「本当にどきどきした。間違いなくいい経験になった」と喜んだ。主将のMF遠藤(浦和)が左足付け根の違和感を訴えていただけに、19歳にもチャンスは十分あったはずだった。

ゴールを決めた1次リーグ第3戦のサウジアラビア戦の活躍をつなげるべき大事な試合に絡めなかった悔しさは大きい。アジア王座をかけた決勝で、しかも韓国戦だけに、復活をみせつけるには最高の場所になる。

MF南野が所属するザルツブルクの事情で離脱し、宿舎を離れるときにはチーム全員で見送った。G大阪のチームメートで、日本代表FW宇佐美が「怪物」と評する19歳。無念の思いを抱えた仲間の分も、ピッチ上で結果を残してみせる。

リンク元

 

Share Button