【J1順位予想|識者編2】揺るがぬ「G大阪」の人気ぶり。ただし、守備面を不安視する声も

「戦力充実のG大阪は、バックラインに脆弱性が……」(小宮氏)

 いよいよ2月27日にJリーグのレギュラーシーズンが幕を開ける。果たして、今季の優勝候補や降格候補はどこなのか。解説者・識者が、今季のJ1年間順位を大胆に予想する。

●熊崎 敬(フリーライター)
「昇格組はいずれも地力がある。7年ぶりに全チームが残留を決めるか」

上位陣に大きな変動はないように思うが、優勝に最も近いのは新スタジアム完成元年に優勝するための補強を行なったG大阪ではないか。一方、J2からの昇格組はいずれも地力があるだけに、7年ぶりに全チームが残留を決める可能性が高いと予想した。

◆順位予想
1位 G大阪
2位 広島
3位 浦和
―↑ACL圏内―
4位 鹿島
5位 川崎
6位 FC東京
7位 鳥栖
8位 名古屋
9位 横浜
10位 大宮
11位 福岡
12位 湘南
13位 柏
14位 磐田
15位 神戸
―↓J2降格圏―
16位 新潟
17位 甲府
18位 仙台

●二宮寿朗(スポーツライター)
「広島とG大阪は、二兎を追える」

ACLとJリーグの二兎を追うことは難しい。だが広島とG大阪はそれを可能にするチーム力がある。勝ち方を知る森保監督、長谷川監督の手腕も大きく、この2クラブのマッチレースと読む。残留争いは今季が一番難しい。あっと驚くクラブがJ2に落ちることも。

◆順位予想
1位 広島
2位 G大阪
3位 鹿島
―↑ACL圏内―
4位 浦和
5位 川崎
6位 FC東京
7位 横浜
8位 湘南
9位 柏
10位 神戸
11位 鳥栖
12位 磐田
13位 大宮
14位 名古屋
15位 新潟
―↓J2降格圏―
16位 仙台
17位 福岡
18位 甲府

●小宮良之(スポーツライター)
「戦力充実のG大阪は、バックラインに脆弱性が……」

広島は森保体制で作り上げた「点と線」を感じる防御ラインが鉄壁。鹿島は戦いのリズムが良く、金崎の再加入も大きい。監督5年目の風間フロンターレは徹底したボールプレーでどこまで迫れるか。戦力の充実が見られるのはG大阪だが、バックラインに脆弱性が……。

◆順位予想
1位 広島
2位 鹿島
3位 川崎
―↑ACL圏内―
4位 G大阪
5位 FC東京
6位 浦和
7位 鳥栖
8位 横浜
9位 柏
10位 磐田
11位 新潟
12位 湘南
13位 神戸
14位 名古屋
15位 仙台
―↓J2降格圏―
16位 甲府
17位 大宮
18位 福岡

「ダークホースになり得るのは昇格組の大宮だ」(平畠氏)

●清水英斗(サッカーライター)
「広島の鍵は前半戦。不安要素は多く、少し勝点を落とすだろう」

全体的に中位以下のクラブで重要な戦力の移籍が多く、上下の”格差”が開くかもしれない。広島の鍵は前半戦。ACL、新戦力、リオ五輪まで浅野が定期離脱と不安を抱え、少し勝点を落とすだろう。名古屋は危険だが、あまりにも悪ければ早期解任で中位に落ち着く。

◆順位予想
1位 G大阪
2位 浦和
3位 広島
―↑ACL圏内―
4位 鹿島
5位 FC東京
6位 川崎
7位 磐田
8位 横浜
9位 鳥栖
10位 仙台
11位 名古屋
12位 甲府
13位 神戸
14位 大宮
15位 湘南
―↓J2降格圏―
16位 柏
17位 新潟
18位 福岡

●平畠啓史(『Jリーグマッチデーハイライト』MC)
「ダークホースになり得るのは昇格組の大宮だ」

広島はドウグラスが移籍したとはいえ、それ以外の主力は軒並み残留して選手層も充実。アデミウソンの加入で、攻撃力が増したG大阪も注目だろう。ただリーグを引っ張るのは、ACLもなく、再び金崎が戻った鹿島か。ダークホースになり得るのは昇格組の大宮だ。

◆順位予想
1位 広島
2位 G大阪
3位 鹿島
―↑ACL圏内―
4位 浦和
5位 FC東京
6位 川崎
7位 横浜
8位 大宮
9位 湘南
10位 柏
11位 鳥栖
12位 新潟
13位 磐田
14位 神戸
15位 仙台
―↓J2降格圏―
16位 名古屋
17位 甲府
18位 福岡

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