大久保弾で川崎Fが勝利、G大阪は“鬼門”の新スタで公式戦5連敗…

[4.29 J1第1ステージ第9節 G大阪0-1川崎F 吹田S]

川崎フロンターレはアウェーでガンバ大阪に1-0で競り勝ち、2試合ぶりの白星を飾った。前節・浦和戦(0-1)で今季初黒星を喫したが、連敗は回避。一方のG大阪は2試合ぶりの敗戦で、ホームではACLも含めて公式戦5連敗となった。

アウェーながら序盤からチャンスをつくり出す川崎Fは前半22分、MF中村憲剛のスルーパスに反応したFW小林悠がPA内に走り込み、GK東口順昭と交 錯するように倒れ込んだが、ノーファウルの判定。同29分には中村が小林とのワンツーから左足でシュートを打ったが、ゴール右に外れた。

それでも前半30分、FW大久保嘉人が右サイドの小林に展開すると、小林は左足に持ち替えてゴール前にクロス。走り込んだ大久保が頭で合わせ、先制の ゴールネットを揺らした。大久保にとって2試合ぶり今季6得点目は、自身の記録を更新するJ1歴代最多162ゴール目。ところが直後の32分、前半15分 の接触プレーで首を痛めたGKチョン・ソンリョンがGK新井章太と交代するアクシデントに見舞われた。

1点を追うG大阪は後半8分、PA手前でセカンドボールを拾ったFW宇佐美貴史が右足でミドルシュートを狙うと、新井はファンブルしたが、後方にこぼれ たボールはゴールの枠をそれた。同19分にはFWパトリックに代えて大卒ルーキーのFW呉屋大翔を投入。同38分、MF今野泰幸のスルーパスに呉屋が走り 込み、PA内左から左足で狙ったが、惜しくも左ポストを叩いた。

結局、試合はそのまま0-1でタイムアップ。2試合ぶりの黒星を喫したG大阪はホームでは公式戦5連敗となった。今季より新たなホームとなった市立吹田 サッカースタジアムでの公式戦戦績はこれで1勝1分6敗。新スタジアムがまさかの“鬼門”となっている。川崎Fは昨季までG大阪が本拠地としていた万博記 念競技場ではリーグ戦3分8敗と勝ったことがなかったが、この日の勝利が対G大阪戦アウェー初勝利となった。

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