G大阪・宇佐美のお別れセレモニー「心の底から感謝」

明治安田J1第1ステージ最終節(25日、G大阪3-3名古屋、吹田ス)ドイツ1部・アウクスブルクへの移籍が決まっている日本代表FW宇佐美貴史(24)のお別れセレモニーが行われた。

以下あいさつ全文

すばらしい演出、ありがとうございます。みなさん、きょうも応援ありがとうございました。勝てなかったことは悔しいですが、最後まで全員でやりきった結 果なので、悔しいですけど、仕方ないと思います。僕の気持ちはしっかりと伝えたいので、少しパニックを起こして支離滅裂になるかもしれませんが、聞いてく ださい。

昨日、何を話すかを考えて、たくさんのガンバでの出来事を振り返って、1人で泣きました。考えれば僕の人生の中にはガンバっていうクラブが中心にないこ とがなくて。0歳からガンバの試合を見に来て、僕の夢はプロサッカー選手になることではなく、もちろんJリーガーになることでもなく、ガンバ大阪の選手に なることでした。今、この会場に来ている子供たちと同じように、スタンドからガンバの選手たちを応援していました。そのサポーターだった自分が、サポー ターのみなさんに応援してもらい、声援をいただけるこの環境は、本当に夢のようでした。

みなさんに伝えたいことは、本当に、心の底から感謝しかありません。このセレモニーも2回目ですけど、1回目、盛大に送り出してもらって、心身ともにぼ ろぼろになって帰ってきた自分に、温かくお帰りと、最初の練習では『またここからはい上がれ貴史』と横断幕を掲げてもらい、J2のガンバに帰ってきて、恐 怖心ばかりだった自分の心が柔らかくなって。みなさんに喜んでもらえるように、ガンバがJ2からはい上がっていけるようにということだけを考えて、日々や らせてもらいました。そんな中、みなさんとともに取れたタイトルは、人生において最大の喜びであり、最大の誇りです。

1度目はぼろぼろになってみなさんに助けてもらって、なんとかここまではい上がってきましたが、2度目は粘り強く、地面にはいつくばってでも努力を重ねて、みなさんに助けてもらう必要がないくらいの男に成長して、またいつかこのクラブでやれることを夢見ています。

そのときはまた、暖かくお帰りと迎え入れてもらえたらうれしいですし、本当に必要とされる男になりたいと思います。僕はこれからガンバの選手ではなくな りますが、ガンバのファンで永遠にあり続けます。そういう意味では、みなさんと一緒です。みなさんこれからもガンバ大阪をよろしくお願いします。

最後になりますが、僕はみなさんのことを本当に心から愛しています。これからも、僕にも応援を続けていただければ幸いです。本当に今までありがとうございました!

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