【G大阪】宇佐美、今季はスプリント回数増加

ドイツ1部・アウクスブルクに移籍するG大阪の日本代表FW宇佐美貴史(24)が、3―3と引き分けた25日の名古屋戦(吹田S)で、G大阪でのラスト マッチを終えた。16年の第1ステージ(S)の成績は、17試合5得点。序盤の不振が響いてゴール数は伸びなかったが、Jリーグが発表するトラッキング データによると、スプリント回数(24キロ以上)が昨季に比べ、90分平均で3回増加していることが判明した。

15年シーズンは34試合で19得点を挙げた宇佐美だが、90分平均のスプリント回数は17・2本だった。G大阪の長谷川健太監督(50)からは「ボー ルのない時にフリーになるためのスプリント回数を増やせば、もっと簡単に点を取れる」と指導され続けてきた。今季は6月15日の浦和戦で、カウンターから 一気に約50メートルのスプリントでフリーとなり、ゴール前で合わせて得点し「今までなら走っていなかった」という場面でも、ボールが出る可能性を信じて 走るシーンが増えていたことが、数字になって表れた。

第1Sで最多のスプリント回数を誇った湘南FW高山が、1試合で48回を記録。宇佐美の90分平均約20回は決して多いとは言えない。それでも、シュー ト、ドリブルなど、日本屈指のテクニックを持つ。Jよりさらにフィジカルに優れた選手の多いブンデスリーガでもまれて“走れる”選手になれば、さらなる成 長が見込める。

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