【J1展望】湘南×G大阪|BMWスタジアムで“鉄のカーテン”。非公開練習で練ったG大阪対策とは?

湘南――好調な長谷川の起用法が鍵? 神谷、大竹は積極的にミドルレンジからゴールを狙いたい。

J1リーグ 2ndステージ・10節
湘南ベルマーレ × ガンバ大阪
8月27日(土)/18:30/Shonan BMWスタジアム平塚

湘南ベルマーレ
2ndステージ成績(9節終了時):17位 勝点3 1勝0分8敗 5得点・18失点
年間成績(26試合終了時):17位 勝点19 5勝4分17敗 23得点・45失点

【最新チーム事情】
●BMWスタジアムで非公開練習
●好調な長谷川の起用法が鍵を握る?
●第1ステージで2得点の下田はベンチ外か!?

【担当記者の視点】
前節の鹿島戦は、よく粘っていたものの得点に結び付けられず0-1で敗れた。これで第2ステージ3節から7連敗。ホームでG大阪を相手になんとしても連敗をストップさせて、J1残留への道筋を見出したい。

25日にはBMWスタジアムで非公開練習を実施。“鉄のカーテン”の向こうで、綿密にG大阪対策が練られたようだ。その前日までの紅白戦では、長谷川、 大竹、ジネイ、大槻らが好パフォーマンスを見せていた。特に軽傷から戦列に復帰し、一気にチームにフィットしている長谷川の起用法が鍵を握るか。

待望されるのが、ホームでの約2か月半ぶりの勝利(前回は6月18日の第1ステージ16節・磐田戦/○1-0)。とはいえ、まず連敗を阻止し、強豪のG大阪を相手に“良いイメージ”を作って、J1残留に向けた反撃態勢を整えたい。

攻撃面では、ジネイのポストプレーを生かしつつ、神谷や大竹らがゴールからやや遠い位置からでも、積極的に狙っていきたい。そこに機動力のある大槻や高山が絡んでいければ理想的か。

また守備面では、G大阪の得意とするカウンター、セットプレー、さらにサイドアタック(湘南の守備陣はその対応に苦戦してきた……)の対策がポイントとなりそうだ。

G大阪――リオ五輪代表組の藤春、井手口が先発復帰か。気になるのは今野の…。

J1リーグ 2ndステージ・10節
湘南ベルマーレ × ガンバ大阪
8月27日(土)/18:30/Shonan BMWスタジアム平塚

ガンバ大阪
2ndステージ成績(9節終了時):4位 勝点17 5勝2分2敗 13得点・7失点
年間成績(26試合終了時):5位 勝点41 12勝5分9敗 35得点・27失点

【最新チーム事情】
●リオ五輪代表の藤春、井手口が五輪後初の先発が濃厚。
●今野は練習中に左足内転筋に軽傷を負う。ベンチスタートか?
●オ・ジェソクが初めて韓国代表に選出。
●遠藤はJ1通算100得点にあと1。指揮官はPKキッカー固定を明言

【担当記者の視点】
調子を上げてきていたものの前節の神戸戦を0-1で落としてしまったため、“リスタート”を切ることになる。湘南との第1ステージ15節の対戦は、撃ち 合いの末に3-3と引き分けたものの、内容は決して悪くなかった。アウェーではあるが、今回はしっかり勝利を収めて“決着”をつけたい。

その一戦で3点目を決めた宇佐美がいなくなったが、サイドから数的優位を作る攻撃やカウンターを狙う戦い方は基本的には変わらないだろう。それだけに鍵 を握りそうなのが、先発復帰濃厚の藤春だ。サイドアタックとカウンター、いずれも彼の特長が生きる「形」だけに、彼が躍動すれば、おのずと勝利は近づくは ずだ。

また、今野の負傷離脱に伴い、同じリオ五輪代表組の井手口も先発濃厚だ。さらに韓国代表に初めて選ばれたオ・ジェソクも「チームメートや家族、健太さん(長谷川監督)のおかげです」と燃えている。

加えて、前節の神戸戦ではアデミウソンがPK失敗し、勝点を逃した。これを受けて、PKキッカーは遠藤で固定することを、改めて徹底する。

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