G大阪 代表GK東口堅守で勝利貢献「ミスもなかった」

◇明治安田生命J1第2S第10節 G大阪2―1湘南(2016年8月27日 BMWス)

G大阪は厳しい戦い、コンディションでも十分にアジャストできることを証明した。9月から始まるW杯アジア最終予選に臨むハリルジャパンに選出された日本代表GK東口が1失点で逆転勝ちに貢献。「最低限の勝利をつかんで(代表に)いけるのは大きい」と笑顔を見せた。

気温25度。雨は試合前から降り続いた。さらに相手は降格圏に沈み、死にものぐるいで挑んでくる湘南。前半3分に目の覚めるようなミドルシュートを叩き 込まれたが、冷静さを失わなかった。「あれぐらいですね。きょうは際どいシュートは少なかったし」と謙遜したが前半40分には湘南MF石川の地面でバウン ドして伸びたミドルシュートをこぼさなかった。上位陣が崩れたため、首位・川崎Fとは勝ち点差2に接近。第2ステージ優勝の可能性が広がった。

28日からA代表合宿がスタート。6月のキリン杯では2試合とも出場機会なし。悔しさを味わったが、同時にGK川島(メス)の間合いの取り方や1対1で の迫力に「差を感じた」。クラブに戻った後は森下GKコーチとトレーニング。「機会は少なかったけどコースを消してセーブするシーンは数回あった。(間合いを詰めて)ミスもなかった」と世界を意識した取り組みの成果を強調した。事実、第2ステージはリーグ最少8失点。上位進出の原動力の1人になっている。

「最終予選でW杯につながる戦い。今まではTVで見ている側だったけど、難しい試合しかないのは分かる」と東口。アジア最終予選ではサウジアラビアなど 灼熱(しゃくねつ)の地での試合も待っているが、戦える準備は十分にしてきた。あとは競争に勝ち、ハリルジャパンのゴールマウスに立つだけだ。

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