逆転に次ぐ逆転で最後はAT同点弾…G大阪対FC東京は壮絶なシーソーゲームに

[9.25 J1第2ステージ第13節 G大阪3-3FC東京 吹田S]

第2ステージ2位のガンバ大阪はホームでFC東京と対戦し、激しい点の取り合いの末、3-3で引き分けた。

前節・名古屋戦(3-1)で左太腿を打撲したMF遠藤保仁がベンチスタートとなったG大阪は前半13分、自陣でのMF大森晃太郎のパスミスを奪われ、MF田邉草民にミドルシュートを決められた。それでも2分後の前半15分に大森が汚名返上の右足ミドルをゴール左隅に突き刺し、1-1。すぐさま同点に追いついた。

さらに前半18分にはMFアデミウソンのスルーパスに走り込んだDF藤春廣輝が相手GKよりも一歩早く追いついてゴール前にクロス。これをFW長沢駿が左足で流し込み、2-1と逆転に成功した。ところが、FC東京も4分後の前半22分にMF河野広貴が左足で同点弾。わずか10分間で4ゴールが生まれ、前半は2-2の同点で折り返した。

後半も両チームがチャンスをつくる。後半30分、FC東京MF中島翔哉の右足ミドルはGKがセーブ。G大阪も同33分にスルーパスから長沢が決定機を迎えるが、シュートはGKの好守に遭った。互いに好機を生かせず、試合は同点のまま終盤へ。すると後半45分、FC東京は左サイドをオーバーラップしたDF徳永悠平の折り返しを途中出場のFW平山相太が右足のスライディングシュートで押し込み、3-2と再逆転。しかし、G大阪もあきらめなかった。

後半アディショナルタイム1分、右サイドからPA内に走り込んだDF米倉恒貴の左足シュートはGKに弾かれたが、こぼれ球を拾ったMF倉田秋のヒールパスを米倉が左足でシュート。ゴール前の藤春に当たってコースが変わり、ゴールマウスに吸い込まれた。

土壇場の同点弾で劇的ドロー。G大阪の連勝は3でストップし、この日、第2ステージ首位の浦和が勝ったため、勝ち点差は「4」に広がったが、終盤の粘りでもぎ取った勝ち点1を今後につなげられるか。次節10月1日はその浦和との直接対決。米倉は試合後のインタビューで「優勝に向けて負けられない戦いが続くので絶対に勝ちたい」と意気込んでいた。

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