【G大阪vs新潟プレビュー】G大阪は年間4位に向けて勝ち点3獲得が必須 新潟はカウンターから勝機を見出せるか

■ガンバ大阪 新潟戦6試合負けなし中 相性の良さを生かせるか

ホーム最終戦は残留争いの渦中にある新潟を迎えての一戦。前節の引き分けにより、目指していた2ndステージ優勝、チャンピオンシップ出場は叶わなくなったものの「現時点で狙える最高順位である4位になるために、残り2試合でしっかりと勝たなければいけない」と長谷川健太監督。現時点でG大阪は天皇杯の戦いを残しており、同大会で優勝すれば来季のACL出場は可能になるが、仮にそれが達成できなくとも、リーグ戦で4位になれば繰り上げでACL出場権を獲得できる可能性がある。そのためには、今節での勝ち点3獲得は最低条件と考えるべきだろう。

新潟とのホーム戦は、カップ戦を含めて6戦負けなしと相性は良い。加えて、今節は出場停止明けのFWアデミウソンが万全の状態で戻ってくることや、直近のJ3リーグで約1カ月半ぶりに戦列復帰を果たしたMF阿部浩之もベンチ入りが濃厚だ。戦力により厚みを持って臨めることになるだろう。唯一、懸念材料があるとすれば守備ラインの不安定さ。リーグ戦では8月13日の第8節以来、完封がない状態で、しかも最近は最終ラインでのイージーなミスも目立つ。それを踏まえて場合によっては、すでに負傷からの戦列復帰を果たしている岩下敬輔や西野貴治が先発復帰をする可能性も。もっとも、失点は守備陣だけの問題ではないだけに、チーム全体として今一度守備面の見直しを図った上で、ホームで快勝といきたい。(totoONE編集部)

■アルビレックス新潟 勝ち点獲得に向け、求められるのは“現実的な戦い”

前節はルヴァン杯を制し、ステージ優勝の懸かる浦和を相手に、決して受けに回らず、仕掛ける姿勢を貫いた。先制を許したものの、前半のうちにラファエル・シルバが相手パスをカットし、カウンターからゴールを陥れて同点に。エースの今シーズン10点目で息を吹き返したチームは、ボールを持たれながらも、カウンターから縦への速さを見せて、たびたびチャンスを作った。

しかし、1-1で迎えた試合終了間際、逆にカウンターから決勝点を奪われて勝ち点3はおろか、「1」も逃す結果に。熾烈な残留争いを考えれば、何とも悔やまれる幕切れだった。

浦和に敗れたことによって、年間順位は15位に後退。16位の名古屋と勝ち点30で並び、後がない状況だ。それでも、G大阪戦に向け、今週も集中したトレーニングができている。片渕浩一郎監督の下、守備も攻撃も“つながり”を大切にして、推進力を発揮するための準備が続けられている。完全復活が待たれるCB大野和成は、今週も一部別メニュー。実戦復帰は微妙だが、攻守に一体感を増す戦いで乗り切りたい。

縦への速さは、もともと新潟の特徴だ。ボールを持つことにこだわり、取り組んできた今シーズンではあるが、J1残留のために現状求められるのは現実的な戦い。G大阪にボールを持たれたとしても、カウンターを繰り出す布石と捉え、辛抱強くチャンスを待つことが重要だろう。

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