無冠G大阪に吹き荒れる変革の嵐 大森に続き岩下、西野ら14年三冠メンバーの流出続く

岩下は福岡へ完全移籍、西野は千葉に期限付き移籍

 ガンバ大阪は28日、DF岩下敬輔をアビスパ福岡に完全移籍、DF西野貴治をジェフユナイテッド千葉に期限付き移籍、MF内田達也を東京ヴェルディに期限付き移籍で放出する一方、J2千葉からMF井出遥也を完全移籍で、今季はJ3グルージャ盛岡でプレーしたFW郡大夢を期限付き移籍で獲得した。

2012年に清水からG大阪に移籍した岩下は、長谷川健太体制2年目の2014年にJ1復帰後即リーグ、ナビスコカップ(現ルヴァンカップ)、天皇杯の国内三冠に貢献。偉業を達成したチームでレギュラーのセンターバックとしてプレーした。

岩下は公式サイトで「アビスパ福岡に移籍することになりました。4年半という短い期間でしたが、J2降格に始まりJ2優勝、ナビスコ、リーグ戦、天皇杯と三冠していろんな経験をさせてもらいました! ACLが獲れてないのに移籍することだけ心残りです」とのコメントを寄せつつ、今後についての意欲も語っている。

「今の僕がいるのはガンバ大阪と清水エスパルスの経験があっての事です。これからはアビスパの選手として、吹田スタジアムに戻ってきて思いっきりブーイングをしてもらって、エンブレムを思いっきり叩きたいと思います」

黄金期の10番二川は来季も東京Vでプレー

 また長年にわたってG大阪の10番を背負い、2005年のJリーグ初優勝や2008年のAFCチャンピオンズリーグ制覇に貢献した二川孝広は、今季途中から期限付き移籍した東京Vに来季も所属することになった。「2017シーズンも1年間、ガンバ大阪を離れてプレーをすることになりました。戦う場所は違いますが、引き続き応援していただけますと幸いです」と殊勝なコメントを残している。

さらに今季ファジアーノ岡山に期限付き移籍していたFW赤嶺真吾は、完全移籍で岡山へ放出されることが決定。前日には生え抜きで三冠メンバーの一人であるMF大森晃太郎が、ヴィッセル神戸へ完全移籍することが発表されている。今季無冠に終わったチームは、主力選手を大幅に入れ替えて2017年に臨むことになりそうだ。

リンク元

Share Button