ガンバお疲れ!? ヒヤ汗ドローで6年連続開幕戦勝ち星なし

明治安田J1第1節最終日(26日、G大阪1-1甲府、吹田ス)3季ぶりの優勝を目指す昨季4位のG大阪はホームで昨季14位の甲府と1-1で引き分けた。1点を追う後半ロスタイムに元日本代表MF今野泰幸(34)のゴールで追いついたが、公式戦開幕から3連勝はならず。6年連続でJ開幕は勝ちなしとなった。今季は3季ぶりに1シーズン制に戻り、12月2日まで各チームが34試合を戦う。

何とか勝ち点1を拾った。1点を追う後半ロスタイム、ベテラン今野が値千金のドロー弾。ホームでの開幕戦で黒星発進だけは免れた。

「いいボールが来たのでね。きょうの内容で負けたら厳しいし、落ち込む。引き分けなので、まだマシかな」

優位に試合を進めながら決定機を決めきれずにいると、後半10分に先制点を献上。その後も猛攻を続けながら、5バックで守りを固めてきた甲府を崩しきれずにいた。しかしロスタイム、右からのFKでMF遠藤がドンピシャのクロスを上げると、今野が頭で合わせて同点。

「今までも責任を持ってプレーしてきたけど、決めるところやアシストにもっと責任を持ちたいと思っている」

今季から導入された3ボランチの新システムで、より攻撃的な役割を求められる34歳が最後にネットを揺らした。

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初戦のアデレード戦から中3日。豪州から15時間以上かかる移動もあってのハードスケジュールだった。同じ11人を先発させた長谷川監督は「(疲労が)あったとしても選手はそれを言い訳にはしないと思う」とベストメンバーで臨んだ。しかし右足首に故障を抱えていたMF井手口が後半33分に途中交代。「たぶん大丈夫」と話したが、中2日となる次のACL・済州(韓国)戦(吹田)に不安を残すことになった。

6年ぶりの開幕白星を手にすることはできなかったが、負けなかったことは確かな収穫。タイトル奪還を掲げる2017年、したたかな戦いで着実に進んでいく。

リンク元

Share Button