倉田「今野の分も任せろ」離脱者相次ぎWボランチの一角で先発も

◇W杯アジア最終予選B組 日本―タイ(2017年3月28日 埼玉)

W杯アジア最終予選タイ戦(28日、埼玉)を控える日本代表は26日、試合会場の埼玉スタジアムで非公開練習を実施した。ボランチに離脱者が続出する中、MF倉田秋(28=G大阪)がダブルボランチの一角で先発出場する可能性が浮上。左足小指を骨折したMF今野泰幸(34=G大阪)らの代役を担うことになれば、守備をこなしつつ低い位置から攻撃に変化を生み出す。

窮地を救うため、覚悟を持ってピッチに立つ。紅白戦では4―2―3―1の布陣をテストしたもようで、倉田がダブルボランチの一角で先発する可能性が浮上。UAE戦はインサイドハーフとして途中出場した28歳は「(ポジションは)どこでもやれる自信はある。監督からはリスクマネジメントをしながらの攻撃参加を言われているし、しっかり守備から入る感じで」と意気込んだ。

長谷部、今野、高萩とボランチに離脱者が続出。UAE戦で勝利の立役者となった今野はG大阪の同僚で、チームを離れる前に「俺の分も頑張って」と言葉を掛けられた。先輩の思いも背負って立つ舞台は、ルーキーだった07年7月にナビスコ杯浦和戦でプロデビューを飾った埼玉スタジアム。G大阪で3冠を達成した14年には、リーグ戦・浦和戦で勝利に貢献するゴールを奪うなど、良い思い出が残っている。

「(埼スタは)雰囲気を含めて最高。それに応えるぐらいの試合をしたい」。中盤ならどこでもこなす万能型ながら、最大の持ち味はやはり攻撃力。15年8月の東アジア杯韓国戦以来の先発となれば、勝ち点3のために中盤で“違い”を生み出す。

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