ガンバ大阪の遅咲き倉田秋、サバイバルへ決意 W杯予選でMF定位置狙う

サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選第7戦のタイ戦(28日・埼玉スタジアム)に臨む日本代表で、レギュラー奪取に燃える遅咲きのMFがいる。倉田秋(28)=G大阪=だ。豊富な運動量と加速力のあるドリブルが魅力。「もっと期待に応えるプレーをしないと生き残れない」と決意は固い。

志願のエースナンバー「10」

G大阪の下部組織で育ち、07年にトップチーム昇格。前線のサイドや中盤を任され、14年の国内3冠達成に貢献した。今季は志願してエースナンバー「10」をつけ、新たな役割に挑戦している。

日本代表では年代別代表に名を連ねたが、フル代表デビューは15年夏の東アジア杯で、出場1試合にとどまっていた。今回、23日に行われた第6戦のアラブ首長国連邦(UAE)戦で後半26分に香川真司(ドルトムント)と交代で出場し、「4-3-3」のインサイドハーフで攻守に奮闘。CKのキッカーも務め、存在感を示した。ハリルホジッチ監督は「中盤でオーガナイズし、スピードアップする素晴らしい選手」と評価しており、タイ戦での出場も見込まれる。

吉田、清武に「遅れは捕れない」

日本代表ではトップ下の香川、守備の要の吉田麻也(サウサンプトン)と同学年で、司令塔の清武弘嗣(C大阪)は1学年下にあたる。同世代は地位を築いており、もう後れは取れない。「代表にいって何ができるかで、これからのサッカー人生が変わってくる」と意気込んでいる。

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