G大阪監督、大爆発中の逸材MF堂安に大きな期待 「もう18歳という扱いはしていない」

横浜FM戦で決勝ゴールを決めた堂安、公式戦3試合4発と活躍

 ガンバ大阪のMF堂安律は、30日の横浜F・マリノス戦で決勝ゴールを決めて1-0の勝利に貢献した。チームを率いる長谷川健太監督は、直近の公式戦3試合で4ゴールと大爆発中の逸材に対して「もう18歳の選手という扱いはしていない」と大きな期待を寄せている。

21日に行われたJ1第8節の大宮戦ではチームが6-0と圧勝したなか、堂安はプロ初ゴールを含む2ゴールを記録。続く25日のACLアデレード戦(3-3)でも、鮮烈なミドルシュートを決めていた。

敵地に乗り込んでの横浜FM戦という難しいゲームでも、先発起用された18歳は指揮官の期待に見事に応えてみせる。0-0で迎えた後半19分、DF藤春廣輝の左クロスを中央でFW長沢駿がヒールで流すと、そこにフリーで待っていた堂安が左足で押し込んだ。

これが決勝点となり、G大阪が1-0で勝利。2連勝で2位の座をキープし、首位浦和との差も勝ち点1に縮めた。

長谷川監督は試合後の記者会見で、堂安の好調の理由について訊かれると、第一声で「分かりません」と報道陣の笑いを誘った後に、続けて次のように話している。

18歳ながら「普通の選手と同じ扱い」

「今までは『18歳の』とか『高校生の』という扱いをしてきましたけど、今シーズンに関しては当然普通の選手と同じ扱いをしてきた。決して18歳というような扱いをしてこなかった。そういうなかでやらなければいけないという気持ちが、彼の中で芽生えた」

監督は若手という理由での特別扱いはもう終わったと語った。さらに「初瀬(亮)とかが先に出ていて、悔しい思いをしていたと思いますが、大宮戦でいい結果を出すことができて、そこから自信をつけてプレーできているんじゃないかなと思います」と続けた。

U-20日本代表の一員としても活躍する堂安。ゴールラッシュで自信を深め、トッププレーヤーとしての階段を猛スピードで駆け上がっている。

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