ハリル監督、G大阪・今野を強行招集 左足小指骨折で離脱中も

日本サッカー協会は25日、国際親善試合・シリア戦(6月7日、味スタ)とW杯アジア最終予選・イラク戦(同13日、テヘラン)に臨む日本代表メンバーを発表した。G大阪からは最多5人が選出され、左足小指骨折で離脱中のMF今野泰幸(34=G大阪)が強行招集。GK西川周作(30=浦和)やMF清武弘嗣(27=C大阪)ら常連が外れ、MF加藤恒平(27=ベロエ・スタラザゴラ)、DF三浦弦太(22=G大阪)ら4人が初選出された。

絶大な信頼の表れといって良い。清武や森重ら常連がメンバーを外れる中、ハリルホジッチ監督は実戦復帰を果たしていない今野を強行選出した。

「彼のような選手が必要。中盤での存在感ですよね。守備面、攻撃面、ヘディングも強い選手ですから。相手もかなりアグレッシブに来ると思いますし、今野のような選手はたくさんいません」

3月23日のW杯アジア最終予選UAE戦では、2年ぶりにA代表に選ばれたにもかかわらず、八面六臂(ぴ)の活躍。持ち前の高いボール奪取能力を見せ、1得点も挙げた。だが、その試合で左足小指を骨折。約2カ月間、離脱している。ハリルホジッチ監督は従来、ケガ人の招集には慎重な姿勢を示しているが、それでも何度も今野の名前を挙げてイラク戦のキーマンであることを強調した。

今野はすでに部分合流を果たしており「状態?だいぶ良い。とにかく俺はコンディションを上げるしかない」と完全復活が近いことを示唆した。ただハリルホジッチ監督が期待している練習試合・びわこ成蹊大戦(28日)での実戦復帰に関し、G大阪の長谷川監督は「出場は回避します」と明言。ピッチに戻るのは、早くても6月4日・磐田戦になる可能性が高い。

イラク戦は勝てば6大会連続W杯に王手がかかる一戦。今野のコンディションがどこまで戻るのかは大きな焦点になる。

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