憧れ追いかけるオランダ移籍の堂安律「宇佐美貴史という存在が僕の中で大きい」

 G大阪からオランダ1部のフローニンゲンへ期限付き移籍するMF堂安律が、ファンに別れの言葉を伝えた。

この試合を最後にオランダへ旅立つ堂安は、25日に行われたJ1第16節の川崎フロンターレ戦のあと、セレモニーでファンにあいさつをしている。

 堂安はこの試合の応援に対する感謝を述べたあと、「僕は今日のゲームを最後にオランダのフローニンゲンというチームに移籍することを決断しました」と自らの口で報告。シーズン途中という「このタイミングで行くことは本当に申し訳なく思っています。ただ、そういった状況の中でも僕の気持ちを理解してくれて後押ししてくれたクラブ関係者やコーチングスタッフに感謝しています。3歳でサッカーを始めてここまで指導してくれた指導者や家族・両親にこの場を借りて感謝を伝えたいと思います」と話した。

 G大阪でのラストマッチの前日にクラブでの思い出を振り返ったという堂安は、今シーズンのことよりも昨シーズンのJ3で苦しんだことの方が強く印象に残っていたそうで、「どうしたらトップで試合に出られるのか分からず、本当に自分はこのまま終わっちゃうのかと本気で悩みました」という。

 堂安を後押ししたのは、1年前にG大阪からアウクスブルクへ移籍した憧れの先輩だ。

「先輩である宇佐美貴史という存在が、自分の中で大きく、憧れでもありました。ちょうど1年前、ベンチから宇佐美君のセレモニーを見て、サポーターの反応や本当に愛されているんだなということを思って見ていたことを今でも思い出します」

「自分はまだG大阪にタイトルをもたらすことができておらず、大半の人はまだまだ僕のことを認めてくれてはいないと思います。ただ、1年後にアイツは行ってよかったねと思われるくらい活躍して頑張ってきたいと思います」

 堂安は28日にオランダに到着する予定で、その後メディカルチェックを受けることになる。

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