G大阪・東口、代表の正守護神獲る“ありのまま”で川島超えだ

日本サッカー協会は28日、親善試合ニュージーランド戦(10月6日)、同ハイチ戦(同10日)に臨む日本代表メンバー24人を発表し、GK東口順昭(31=G大阪)が順当に選出された。長く第2GKの地位に甘んじているものの、これまでとは改め、より本能のまま自分らしくプレーしていくことを決意。持ち味を前面に押し出し、GK川島永嗣(34=メス)と正守護神の座を争っていく。

見かけは変わらなくても、中身は明らかに変わっていた。11年に日本代表に初招集されながら、東口の国際Aマッチ出場はわずか2試合。W杯切符を勝ち取ったオーストラリア戦も歓喜の瞬間をベンチで見届け「改めて、試合に出ないと意味がないなと感じた」という。本大会まで約8カ月。正守護神を目指し、精神面は大きな変ぼうを遂げていた。

「もっともっと自分を変えることが必要。(代表に行って)今まではみんなのいいところを吸収して、足りないところを補う意識があったけど、自分の特徴を前面に出していきたい」

この日にG大阪での非公開練習後に取材を受けると“改心”したことを明かした。きっかけは自らの度重なるミスで敗れた20日の天皇杯柏戦。まだショックを引きずる中、長谷川監督から掛けられた言葉が心に響いた。

「監督から“もっと自分の特徴を生かしていかないといけないんじゃないか”と。代表から帰ってきて、ないものを補おうと練習しているところも(監督は)見ていたと思う。意識したらうまくいかないタイプ。本能的に、自分の特徴を生かしてやりたい」

シュートに対する反応の速さ、ハイボールへの強さ、そしてフィードの正確性。能力なら川島にも引けを取らない。今回は親善試合2連戦だけに、16年3月のW杯予選アフガニスタン戦以来となる出場機会が訪れる可能性は十分にある。まずは練習から変わった姿をアピールしていく。

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