G大阪の初瀬亮、U-20W杯出場組から初のA代表に。ハリル監督は両足の精度を評価

日本サッカー協会(JFA)は29日、EAFF E-1サッカー選手権 2017決勝大会に出場する日本代表のメンバーを発表した。

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が読み挙げたメンバーの中には、初招集となる5人の名前が含まれていた。その中で最も若いのが、ガンバ大阪に所属する1997年生まれの初瀬亮である。

今年7月に20歳になったばかりの初瀬は、5月に韓国で行われたU-20W杯に出場したU-20日本代表メンバーの中で最初にA代表から招集を受けた選手ということになる。リーグ中盤はなかなか出場機会に恵まれなかったが、今季はJ1で18試合に出場している。

ハリルホジッチ監督は初瀬について「まだまだ伸びしろのある選手。右足も左足も使えて、いいキックも持っています。彼の場合も守備よりも攻撃の方で面白い選手」と評価している。実際にG大阪でもU-20日本代表でも左右両方のサイドバックを遜色なくこなすユーティリティとして重宝されている。

また、指揮官は「サイドバックだけでなく中盤でもプレーできる」と分析している。初瀬は今季、G大阪でサイドハーフを務めることもあった。「攻撃の方で面白い選手」という評価とも合致するが、ハリルホジッチ監督はMFでの起用も想定しているのだろうか。

荒削りながらトップチームで経験を積んで急速に成長を遂げる20歳は、初めてのA代表でどのような振る舞いを見せられるだろうか。ピッチ外のムードメーカーとしての“ユーティリティ性”も発揮できるかもしれない。今回の経験を将来のさらなる伸びにつなげていけるか注目だ。

EAFF E-1サッカー選手権 2017決勝大会は来月9日の朝鮮民主主義人民共和国代表戦から始まり、12日に中国代表戦、16日に韓国代表戦を、それぞれ味の素スタジアムで行う予定になっている。

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